AirDoの根幹機材として現在も活躍している機体のうち,初めてAirDoの自社保有機体となったのがJA01HDです。
AirDoの旧塗装である青と黄色のラインカラーの機体は,雪景色の中でひときわ目立ちます。
現在は,胴体後半に青と黄色の斜めラインを描いていますが,登場時にははっきりと漢字で「北海道」のロゴが描かれていました。
この懐かしい塗装機をFS2004で飛行させてみました。
導入からずっとAirDoの根幹機として活躍しているB767-300ER
AIRDOは,1996年に「北海道国際航空」として設立され,2012年に現在の社名に変更しました。
AIRDOは,2002年の経営危機をANAと包括提携で乗り切り,現在も運航を続けています。
AIRDOの初めての自社保有機材となった,B767-300ERの登録番号は,JA01HDとなっています。
登録番号にもAIRDOのこだわりが込められているのだと思います。

JA01HD by Kentaro IEMOTO. Photo from flickr
FS2004用のAIRDO B767-300ER
データファイルのダウンロードとインストール
機体データパッケージのダウンロード
データはFlightsim.comから
ssp763erv5_cf6-80c--al_ado_ja01hd.zip
というファイルをダウンロードします。
Flightsim.comから引用
機体データのインストール
ダウンロードしたファイルを適当な場所に展開します。
展開してできた”ssp763erv5_cf6-80c–al_ado_ja01hd.zip”というフォルダーを開きます。
このフォルダーの中にある”Effects“フォルダーを,FS2004をインストールしたフォルダーにコピーします。
“Effects“フォルダーをコピーしたとき,重複するファイルが出た場合は,新しい方を残してください。
ここで一つ修正事項があります。
Aircraftフォルダー内の”SSP763ERV5_CF6-80C–AL_ADO_JA01HD”フォルダーにある,”aircraft.cfg”ファイルを開き,”atc_id=JA651J”を”atc_id=JA01HD”に修正します。
修正が終わったら”aircraft.cfg”ファイルを上書き保存し,”Aircraft”フォルダーをFS2004のメインフォルダーにコピーすれば,インストールは終了です。
FS2004での表示
フライトの作成画面
この機体は航空機メーカーが”SkySpirit2010”で登録されています。
機種欄は,B767-300ER,バリエーションは”Air Do”,機体番号はJA01HDです。
操縦席の画面
デフォルトB777のパネルを使った操縦席です。
仮想コックピットは,表示されません。
グラスコックピットデータのインストール
B767-300ERのコックピットを再現するには,JALの機体にインストールしたグラスコックピットをこの機体にインストールします。

インストールしたB767用グラスコックピット
滑走路上の機体
機体は,新千歳~羽田で活躍する機体ですから,冬の新千歳19L滑走路に駐めてみました。
私は,冬の北海道にこの青と黄色のラインカラーがよく似合っていると思います。
FS2004の風景・気象・機体すべての表示設定を最高レベルに設定,フレームレートを35に制限して冬の新千歳空港を離陸する機体を管制塔Viewで撮影しました。
本当に綺麗ですね。
悪乗りで冬の北海道の空を飛行する機体を撮影しました。
兄弟機のB767-300 (JA602A)については,別記事をご覧ください。
まとめ
この記事を書いている途中で,北海道の地震のニュースが入ってきました。
私の住んでいる広島でも梅雨末期の集中豪雨で,たくさんの人が亡くなられています。
全国各地で大きな災害が続き,甚大な被害が発生している様子を知ると,心が痛みます。
東北の震災の時も「頑張ろう!東北」というスローガンが登場しました。
今回の震災では「頑張ろう!北海道」というかけ声をかけたいと思います。
今回FS2004で北海道の雪景色をご紹介しました。
実は,日本の空港の美しい風景を集めた写真集があります。
私はこの本を眺めて,フライトシミュレーターで飛ぶときの設定の参考にしています。
ただ単に飛行機を楽しむだけでなく,日本の風景を楽しむことができますよ。