全日空のL-1011トライスターは,先進技術を積極的に取り入れた機体でした。
不幸な汚職事件に巻き込まれて活躍の場が少なかったのですが,私にとっては大学時代に乗った思い出の機体です。
懐かしのモヒカン塗装のトライスターをFS2004に導入しました。
初期塗装のANA L-1011
ANAの運航機材のページをみると先進技術を取り入れた機体との紹介があります。

ANA L-1011 by SDASM Archives. Photo from flickr
それと同時に,客室乗務員の制服を「トライスタールック」と呼ばれるものに変更したとの記載がありました。
18歳の私は,この服を着たCAの方々のサービスを受けたというわけです。
もの凄く懐かしくなってしまいました。
ANA トライスタールック紹介のページから引用
ANAモヒカン塗装機は複数あるFS2004用のトライスターのうちの一つ
ANAのトライスターについては,以前トリトンブルー塗装機をご紹介しました。
このときは基本機体がVistalinerというグループの機体でしたが,今回のモヒカン塗装機はこれとは異なるシリーズの機体です。
FS2004用データのダウンロードとインストール
データファイルのダウンロード
塗装データのダウンロード
Flightsim.comから”ana1011s.zip”というファイルをダウンロードします。
Flightsim.comから引用
このファイルの説明の中に,基本機体のファイル名,パネルのファイル名が記載されています。
操縦席のデータのダウンロード
パネルのデータは,以前にご紹介したデータです。
機体データのダウンロード
Flightsim.comから”sl10115u.zip”というファイルをダウンロードします。
機体フォルダーを構成する
塗装データを展開した”ANA L-1011 1970’s”フォルダーに,機体を構成するデータをコピーしていきます。
まず基本機体データを展開した”sl10115u”の中にある”L1011”フォルダーの中から,
“model“,”sound“の2つのフォルダー,”aircraft.cfg“,”l1011.air“の2ファイルをコピーします。
元機体(デルタ航空)のTextureをコピーすれば,元機体も残せます。
不要ならコピーする必要はありません。
パネルデータのコピー
モヒカン塗装のaircraft.cfgファイルには,”l1011kmr”内のaircraft.cfg相当の定義が組み込み済みです。
トリトンブルー塗装のL-1011を導入済みでしたら,そのフォルダー内の”Panel”フォルダーをコピーするだけで組み込みが終了します。
まだ導入済みでない方は,私の記事を参考にパネルを組み込んでください。
aircraft.cfgの編集
モヒカン塗装の定義データは,”ANA L-1011 1970’s”フォルダー内にある”Read me first.txt”内に記載してあります。
この記載に誤りがあるので,これをメモ帳で修正してaircraft.cfgファイルに組み込みます。
修正箇所は”sim=L1011-500”の”-500”を削除するだけです。
組み込んだaircraft.cfgファイルをここからダウンロードできるようにしておきました。
構成した機体フォルダーをFS2004に組み込む
すべての構成データを組み込んだ”ANA L-1011 1970’s”フォルダーをFS2004のAircraftフォルダーにコピーすれば導入作業は終わりです。
FS2004での表示
機体選択画面
航空機メーカーは”Lockheed”,機種は”L-1011-100″,バリエーションは”All Nippon Airways 1970’s”です。
操縦席画面
操縦席は,組み込み済みのL1011専用のパネルです。
仮想コックピットはありません。
滑走路上の機体
私の勝手な思い出から新千歳空港に駐機しました。
当時はまだ千歳空港(現:航空自衛隊千歳基地)で運航されていたはずです。
夏休みに札幌から東京へ飛ぶときのことを思い出して千歳空港の上を旋回してみました。
当時北海道から広島まで4~5時間かかりましたが,わくわくしながら乗り込んだことを思い出します。
まとめ
思い出をFS2004の上で追体験できるという幸せを感じています。
懐かしい塗装は,それだけで思い出の一つの場面を思い出させてくれるんですね。