X-Plane11は,操縦するときFS2004での操縦に慣れているシミュレーターパイロットにとってキーボード操作やジョイスティック割り当てを設定しなければ操縦しにくいと感じることがあります。
ジョイスティックの設定をしなくてもFS2004の操縦になれていれば,パネル計器を操作するだけで操縦しやすい軽飛行機がありました。
ジョイスティックの設定を終わらせるまでの時間稼ぎ(?)になる機体をご紹介します。
X-Plane11導入日記(その21)
2Dパネル構成がFS2004のセスナに似ている”Bonanza for X-Plane”
X-Plane11は,操縦しにくいと感じることがあります。
それはFS2004での操縦に慣れているシミュレーターパイロットにとってキーボード操作やジョイスティック割り当てがX-Plane11独特のものになっているからだと思います。
素直にジョイスティックの設定を行ってしまえば問題はないのですが,少し設定がやっかいなので後々に廻してしまいます。
そんなとき,パネル計器がFS2004のセスナに似ているので割と操縦しやすい軽飛行機がありました。
その機体は,Beach S35V Bonanzaです。

Bonanza by Neil Randel. Photo from flickr
Beach S35V Bonanza for X-Plane11
この機体は,特徴あるV字型の尾翼を持つ機体です。
実機は,”大人4人と手荷物が積める、自動車のように手軽で快適な軽飛行機”というコンセプトで開発されたポピュラーな機体です。
残念ながらFS2004やFSXのフリーデータには,この機体データがほとんどなく,満足に飛ばすことができませんでした。
X-Plane11用のこの機体は,完成度が高くFS2004になれている人にも飛ばしやすい機体に仕上がっていると思います。
X-Plane11デフォルトのセスナはFS2004とはパネル構成が少し異なります。
そのせいで飛ばしにくいなあと感じていらっしゃる方にも,このBonanzaは楽しめる機体になっています。
機体データのダウンロードとインストール
データはFlightsim.comから”bonanza_v-tail_version.zip”というファイルをダウンロードします。
Flightsim.comから引用
ファイルの展開とインストール
ダウンロードしたファイルを展開します。
出てきたフォルダーをそのままX-Plane11のフォルダー内にある”Aircraft”フォルダーにコピーします。
フライトの選択で,アイコンが表示されないときは私の記事を参考にして新しいアイコンを作成してください。
X-Plane11でのBonanzaの飛行
何の準備もなくX-Plane11でBonanzaを飛ばしてみました。
出発空港は,私の地元広島市にあった”広島西飛行場”です。
残念なことに窓から向こうの景色が見えており,パイロットの姿がみえません。
コックピットの情景
表示されるパネルは,FS2004のセスナによく似た計器と通信機です。
操作も変わりませんから,それだけで安心できます。
オートパイロットは,通信機パネルの左側にあります。
あとは,ブレーキ,トリムそして降着装置の操作ボタンを覚えるだけですね。
早速,広島空港に向けてVFR飛行に出発しました。
操縦席からは実感あふれる窓越しの左右の景色も見ることができます。
オートパイロットを使って広島空港の侵入パターンまで飛行しているところです。
X-Plane11のセスナでは,トリム操作やギア操作で姿勢を乱してしまうことがありましたが,この機体ではそういった場面が少ないなと感じられました。

安定した水平飛行ができるBonanza
まとめ
ジョイスティックやヨークの設定をきちんとしなければという気持ちはあるのですが,ついつい後回しになってしまっていました。
恥ずかしながら,飛行する方が優先ということなのでしょうか。
とりあえず,セスナよりも簡単に飛行できる機体が見つかったのが,幸いというところでしょう。