ダグラスDC-3は,1930年頃から1万機以上製造され,現在でも世界中で約150機が飛んでいるベストセラー旅客機です。
日本の航空会社は戦後次々と払い下げのDC-3を使用しました。
いにしえの空ではありませんが,尾翼にダビンチマークを付けたDC-3をFS2004で飛ばしてみましょう。
ベストセラーアナログ機で日本の空を飛びませんか
軍用機の払い下げから始まった旅客機DC-3

全日空のサイトから引用しています。
DC-3は,アメリカの輸送機C-47を戦後旅客機として使った飛行機です。
戦時中から数えるとDC-3は,1930年頃から1万機以上製造され,現在でも世界中で約150機が飛んでいるベストセラー旅客機です。
日本でも,中島飛行機がライセンス生産で零式輸送機として製造していたこともありました。
DC-3は,短期間日本航空が3日間だけ「金星号」としてリース導入したあと,1955年(昭和30年)11月に全日空の前身である日本ヘリコプター航空に導入されました。
奇しくも1955年は,私が生まれた年なので,何だか嬉しい気がします(笑)
日本におけるDC-3の歴史をまとめておられる佐伯邦昭氏のページがあり,興味深い写真もたくさんありました。現在はアクセスできないようです。
FS2004の全日空DC-3
データのダウンロードとインストール
DC-3はFS2004のデフォルト機の中にあります。
仮想コックピットも備えた素敵な機体です。
幸いにもFlightsim.comに全日空の塗装データがありました。
ファイル名は”jdc3ana.zip”です。
データをダウンロードしたら適当なフォルダーで展開します。
デフォルト機への塗装データのインストールは,私の次の記事を参考にしてください。

FS2004上のANA DC-3
フライト作成の機体選択画面
デフォルト機ですから,バリエーションの部分が”All Nippon”,コールサインは”JA5027”になっているだけです。
操縦席の画像
デフォルト機の操縦席は,古いアナログコックピットで,仮想コックピットもあります。
こういうコックピットで操縦するのも技術が必要ですが,楽しめますね。

デフォルトDC-3の2Dコックピット

デフォルトDC-3の仮想コックピット
滑走路上の機体
活躍の場であった大阪伊丹空港に駐機しました。
ダビンチマークが大きく見えるように斜め後ろからのショットです。
次が胴体右側のショットです。
デフォルト機で奇跡が起きた
デフォルト機体の欠点は,ロゴマークが鏡文字になるというものでした。
この機体のマーキングも鏡文字になっています。
けれども,当時の表記が機首からロゴを書いていたこと,「全日本空」までが左右対称の漢字であること,”輸”の文字がデフォルメしてあることからマーキングに違和感がありません。
偶然が重なって奇跡が起きたようです。
このままで十分鑑賞に堪える良い塗装だと思います。
離陸時には,ミニパネルを使いましょう。
大阪市上空を飛行しました。
ちょっと感傷的になるくらいレトロですね。
まとめ
デフォルトの旅客機は,リペイントが使えないと思っていましたが,偶然が重なると奇跡が起きるのですね。
こんなに楽しめる機体に変わるとは思ってもみませんでした。
データを作っていただいた作者の方に感謝いたします。
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