FS2004ユーザーには必須とされているEditVoicePackというツールがあります。
時間が経ち,Windows10が登場したこともあって,ネット上で説明されている入手先やインストール方法では,不十分な物となっています。
新たに導入しようとする方のために,入手先とWindows10へのインストール方法を説明します。
EditVoicepackとは
FS2004の音声データを編集するソフトウェアツールです。
「ちびのページ」に的確な説明があるので引用させていただきます。
これはFSのATC音声変更,追加ツールです。デフォルトではAirDoやJ-Airなどのエアラインは便名しかコールしてくれませんが, EditVoicepackで音声を登録してやれば「エアドゥー」や「ジェイエアー」ってコールしてくれるようになります。 また,地方空港も登録してやればちゃんと空港名でコールするようになります。 さらに,エアバンドを聞いていれば分かると思いますが,実際は周波数の「.」は「デシマル」とコールし, 「東京センター」は「東京コントロール」ですよね。デフォルトのFSではそれぞれ「ポイント」「東京センター」とコールしますが,そのあたりも変更してくれます。
「ちびのぺーじ」より引用
EditVoicepackのダウンロード
さて,Googleで”EditVoicepack ダウンロード”と検索しても,うまく出てきてくれません。
この名称で登録されていないのでしょうか。
入手先として推奨されているAVSIM.libraryでもHitしませんでした。
Flightsim.comでは956ものファイルがでてきましたが,大半は音声データで探すのが大変です。
それならばと,私のアーカイブにあるかなと探してみると…ありました。
ファイルの名前は”editvp31.zip“でした。
このファイルを,Flightsim.comで検索すると,出てきました。
でもAVSIM.libraryにはありませんでした。
検索するときには,ファイル名で検索するとすぐに見つけることができます。
Flightsim.comから引用
EditVoicepackのインストール
このツールは,インストーラがあるので問題なくインストールできるはずなのですが,Windows10だと少し準備が必要です。
EditVoicepackのドキュメントは,”editvp31.zip”を展開したフォルダーにある”Readme.htm”を開くと読めます。

“editvp31″フォルダー
ブラウザの翻訳機能を使って日本語で読めるのが嬉しいですね。

”editvp31”フォルダー内のReadme.htm
このなかに,”Microsoft .NET Framework Version 1.1が必要です。”と書いてあります。
このモジュールは,Windows7では標準搭載だと書いてある記事がありました。
私のコンピューターのWindows10は,Windows7からアップデートしたものだったので,何も準備せず”setup.exe”を実行しました。
すぐに”Microsoft .NET Framework Version 1.1をインストールせよ“と,警告が出ました。
やはり,そのままではだめなようです。
ということで,探し出したのがMicrosoftのページでした。
このページも,時間の経過とともに構成がかわったのか,少し見つけにくかったのも事実です。
名称は,「Microsoft .NET Framework Version 1.1 再頒布可能パッケージ」といいます。
ダウンロードサービスはここにアクセスしてください。
このプログラムモジュールをまずインストールしましょう。
Windows10でも,問題なくインストールできます。
再度EditVoicepackのインストールに挑戦
今度は,問題なくインストールが完了します。
インストール先は,C:ドライブの32bitプログラムフォルダーです。
起動してみましょう。
Windows起動メニューに,EditVoicePackができています。

起動したEditvoicepack
EditVoicePackの使い方
ブラウザの翻訳機能が使えるおかげで,日本語マニュアルが付属しているのと同じです。
しっかり読み込んで使っていきましょう。
また,さきほどご紹介した”ちびのぺーじ”でも解説してありますのでご覧ください。