電子出版界は,試し読みサービスが花盛りです。
その中で,Amazonが新しくPrime会員向けの究極の無料購読サービスを始めました。
このサービスは,わたしのような定年退職者にどんなメリットがあるかを考えてみました。
AmazonのPrime会員
Prime会員は,配送の特典から出発したサービスでしたが,音楽の無料配信サービスなどを加えて,多彩なサービスに変化しています。
Amazonの通信販売をよく利用しているのであれば,加入するメリットのあるサービスです。
Prime会費は,3,900円/年ですから1ヶ月あたり税込み301円になります。
Amazon Prime Readingとは
10冊を限度に,Amazonの指定した本の中のリストから選んで自由に読めるサービスです。
リストの入れ替えがあるので,読みたい本があればすぐに自分の端末にダウンロードしておくのがいいと思います。
本の中には,出版から間もない本や雑誌,コミックスもあるのでリストを見るだけでも楽しくなります。
また,本の一部だけが読める立ち読みサービスではなく,一冊まるごと読めるのはうれしいですね。
端末は,PC,タブレット,スマートフォンを選ばず,Kindleアプリが動けば読めます。
またダウンロードすればネットにつながっていなくても読めるので便利です。
加えてKindle端末を持っていれば,オーナーライブラリの1冊を加えて,11冊まで読めるわけです。

“Reading” Photo from flickr
読書経費の節約になるサービスが増えた
このサービスは,私のような定年退職者にとってありがたいサービスです。
同様のサービスに,Docomoのdブックやdマガジンがあります。
これらの読書系のdサービスも,無料のdアカウントを取得すれば無料購読ができます。
他の会社の電子貸本サービスにも1冊まるごと読めるサービスもあります。
私は,読んで気に入った書籍は電子書籍で購入することにしています。
その理由は,本を購入することで著者の生活を支え,よりよい作品を書いてもらうために必要なことだと考えるからです。
Prime Readingのリストにある本で気に入ったものがあれば,購入する前に取り置き(?)することができることになります。
サービス競争で電子出版界も大変ですが,私のような定年退職者にとって読書経費の節約になるサービスが増えることは,喜ばしいことです。