Flightsim.comやAVSIM.libraryには,魅力的なフリー・データ機体があります。
インストールの方法がわからないから,使わないというのはもったいない話です。
機体によってはインストールが簡単なモノがあります。
すぐに使える機体の選び方を含めて説明します。
フリー・データ機体のインストール(1)
調整の必要がない機体の選び方
ダウンロードする前から簡単にインストールできるフリー・データがあればそれに越したことはありません。
Flightsim.comであれば,タイトルの下側に□の中に青いBマークがあるものがあります。
アイキャッチ画像の左側にデータの説明があるのでそこをみればある程度内容がわかります。
AVSIM.libraryのフリー・データには説明がないので,zipファイルをダウンロードして展開してみないとわかりません。
展開したフォルダーの中の”readme.txt”のようなドキュメントにインストール方法が1行くらいで書いてあれば,調整の必要のない機体だと考えて良いでしょう。
簡単に手動インストールできる機体
Flightsim.comに,”fokdr.zip”という□の中に青いBマークの付いた「Fokker Dr1」のデータがあります。
この青いBマークの付いた機体は,「インストールに必要なものがすべて揃っているファイルですよ。」という意味なのです。
このような機体は,パネルにデフォルトの計器を使っている機体です。

青いBマークが付いていることが重要です
この機体の説明の上にある”View”をクリックし,説明文を探します。
readme.txtがあったので,クリックします。

Readme.txtのような説明文を探します
ブラウザの翻訳機能で,和訳します。
インストールの所に,「ドラッグ&ドロップ」と書いてあります。
この説明があれば,インストールは簡単です。

英文のtxtファイルでも,ブラウザの翻訳機能を使えば読めます
同じようなデータを,もう一つご紹介します。
大人気のHONDAJETです。
ファイル名は,”honda_v4.zip”です。
これにも,青いBマークがあります。
このBマークの付いた機体は,先ほどの”fokdr.zip”と同じ扱いができます。

Bマークがありますが,readme.txtには,説明が全くありませんでした
フリー・データ機体のインストール方法
簡単に手動インストールできる機体
さきほど見つけたFlightsim.comの青いBマークのある機体や,インストールの方法の記載にフォルダー全体をFS2004のAircraftフォルダーに入れるよう説明文に記載のあるモノがそういう機体です。
説明文は英語で書いてあるものがほとんどですが,ブラウザの翻訳機能をつかえば簡単に読めるので心配はありません。
手動インストールの作業
あなたが,FS2004をインストールしたフォルダーを開き”Aircraft”フォルダーをさがします。
デスクトップにある,さきほど展開したフリー・データ機体のフォルダーをクリックします。
フリーデータのフォルダーをドラッグ・アンド・ドロップで”Aircraft”フォルダーに重ねます。
これで作業は終了です。
インストールした機体の確認
FS2004を起動してフライトの作成をクリックしましょう。
機体を選ぶダウンメニューにさきほどインストールした機体が見つかるはずです。
機体を選んで日時を昼に設定し,フライトを選びましょう。
操縦席が表示されたら,インストールは成功しています。
ウインドウを切り替えて機体を眺めましょう。

Fokker Dr1 ロータリーエンジンが再現されている素敵な機体です

FS2004にインストールしたHONDAJET
フリー・データ機体の中には,別に提供されている計器やプログラムをインストールしなければならないモノ,複数のデータを集めてインストールしなければならないモノ,計器データが古くWindows10では動作しないものがあります。
中には,インストーラが付属している機体もあるのですが,インストーラがWindows10に対応していないためにインストールできないものもあります。
それらのうち利用できるモノについては,フリーデータ機体のインストール(2)以降で説明いたします。