私の中学校・高等学校時代に,第一次大戦機が好きでプラモを作っている友人がいました。
家に遊びに行くたびに,「ローゼンジパターン(視認性を悪くするドイツの迷彩模様のこと)」などのウンチクを聞かされていました。
いつの間にか,影響されて古典的な飛行機が気になり始めたのです。
世界中には,その友人のように古典的な飛行機を愛する人たちが多いようです。
第一次大戦の飛行機
飛行機の発達は兵器開発だった
飛行機の発達の歴史は,戦争の歴史でもあります。
第一次大戦前に発明された飛行機が,戦争の道具として使われはじめたのは残念ですが,戦争が飛行機の発達に寄与したことは否定できません。
私の友人が一押しだった第一次大戦機は,ドイツのFokkerでした。
中でも単葉のEIIIと三葉のDr1がお気に入りだったのです。
これらの飛行機のエンジンは,ロータリーエンジン(MAZDAのエンジンではありません)といってエンジンとプロペラが一体になって回転するものでした。

“Fokker E.III” Photo from flickr

“Fokker Dr.1” Photo from flickr
その頃の私は,友人と競うようにプラモデルを作ったこともありました。
いつ頃作ったのか覚えていないのですが,手元にEIIIの完成したプラモデルが残っています。
いつ作りはじめるのかわからないのですが,Dr1はキットのままで保管しています(^^;)

Revellブランドの1/72 EIII プラモデル
世界中のレプリカ機のファン
Youtubeには,レプリカの機体を飛ばしている人たちが動画をアップしています。
この動画では,EIIIとDr1が飛行しています。
EIIIは,ロータリーエンジンではなく固定されたものでした。
Dr1のエンジンは,オリジナルのロータリーエンジンで,しっかりまわっているようでした。
なんとも凄い人たちがいるんですね。
フライトシミュレーターの初期の飛行機
初期の飛行機は,Flightsim.comではEarly Aircraftというカテゴリーで検索できるようになっています。
試しにFokkerで検索してみました。
Flightsim.comの検索画面 Flightsim.comから引用
お目当てのEIIIとDr1は,有名なのですぐに見つかりました。
EIIIの説明には,「操縦が難しい。」と書いてあります。
まあ,墜落してもフライトシミュレーターなんですから命の危険はありません(^^;)
Flightsim.comより引用
これらの機体が似合うのは,ヨーロッパの風景なのでしょうか。
周辺に昔ながらの景色の残っているドイツ国内の空港から飛行してみるのも良いかもしれませんね。