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フォトシーナリー区域のデフォルト道路を透明にする方法

これまで風景をリアルに表現するために日本のフォトシーナリーの作成を行いました。そして各地を飛行してみると,カクカクとしたデフォルトの道路が,周りのフォトシーナリーと調和していないことに気がつきました。除外区域を設定して道路を消すと橋や高速道路まで消えてしまうので困ったなと考えていたら,道路を透明にするライブラリーを作成するツールが公開されていました。ライブラリー作成方法と区域を追加したときの変更方法を説明します。


フォトシーナリー区域内のデフォルトの道路だけを消すライブラリー

これまで風景をリアルに表現するために日本のフォトシーナリーの作成を行いました。

そして各地を飛行してみると,カクカクとしたデフォルトの道路が,フォトシーナリーと調和していないことに気がつきました。

空港の周りだけを除外区域を設定して道路を消すこともできますが,ところによっては橋や高速道路まで消えてしまうので困ったなと考えていました。

調べてみると,道路だけを透明にするライブラリー作成ツールが公開されており,最近では改良がされ使いやすくなっていました。

ライブラリーをいったん導入してしまえば,フォトシーナリー区域を追加したときにも簡単に区域を追加できます。

道路を透明にする置き換えライブラリーの導入

ダウンロードとインストール

ダウンロード

このライブラリーは”Xroads – transparent roads for Ortho4XP“というタイトルで,X-Plane.orgからダウンロードできます。

2021年1月現在のバージョンは0.11.0となっていますが,利用に問題はありません。

X-Plane.orgより引用

インストール

ダウンロードしたzipファイルを適当な場所で展開します。

展開してできた”Xroars”フォルダーの中にある各OSに適合する実行ファイル(Windowsの場合はxroads.exe,macOSの場合はxroads.mac)をX-Plane11をインストールしたフォルダーにコピーします。

私はWindows10を使っているので”Xroads.exe”をコピーしました

ライブラリー作成前の準備作業

まず,デフォルトの道路を隠したいオルソフォトフォルダーがCustom Sceneryフォルダー内にあることを確認します。

Xroadsバイナリーは,Communityフォルダー内にある“Ortho4XP”という文字列を持つフォルダーを調べてライブラリーを構築するツールプログラムです。

最新版ではCustom Sceneryフォルダー内にあるリンクも追跡して区域に追加できるように改善されたとのことです。

ただしこのリンクというのは,シンボリックリンクあるいはジャンクションポイントというもので,単純なショートカットで作ったリンクではだめでした。

また先頭の文字列が異なるフォトシーナリーは,ライブラリー作成時だけ”Ortho4XP”を先頭に加筆しておきましょう。

ライブラリーの作成

Xroads.exe(xroads.mac)は,Custom Sceneryフォルダー内に“Xroads”フォルダを作成します。

そしてデフォルトの”roads.net“ファイルと”roads-EU.net“ファイルをデフォルトのシーナリーからここにコピーし,オルソデータに基づいて道路を透明化する区域のデータを書き加えます。

作成するには,Xroads.exe(xroads.mac)を実行するだけで,終了まで数秒もかかりません。

ライブラリー作成後の道路を消す区域の追加方法
Xroadsの再実行

フォトシーナリーを追加したら,再度Xroads.exe(xroads.mac)を実行することになりますが,定義が消えると大変なので元のLibrary.txtは必ずバックアップしておきましょう。

エディターによる編集

Custom Sceneryフォルダー内の”Xroads”を開き,フォルダー内にある”Library.txt”をメモ帳で開きます。

REGION_RECT “の次に並んでいるのが,オルソフォルダーに対応する経緯度です。

区域を追加するには,該当するオルソフォルダーの経緯度を記した行を追加します。

また二重に登録されていることもあるので,あとから削除も可能です。

Scenery packs.iniファイルとLibrary.txtの記述の関連です

Xroadsライブラリーの使い方

ライブラリーを作成後にX-Plane11をスタートし,メインメニューが表示されたらしばらくして終了します。

終了後にCustom Sceneryフォルダー内のScenery packs.iniファイルを開き,”Xroads”の定義が先頭にあることを確認します。

そして区域を指定していなければ,当然ですが道路は透明になりません。

つまりフォトシーナリーを使っていない場所では,デフォルトの道路が表示されるわけです。

Xroads導入後のScenery packs.iniファイル

Xroadsの無効化

無効化するには,”Xroads”フォルダーを削除するか,Scenery packs.iniファイルを編集し,”Xroads”の定義の前に”_DISABLED “を追加するだけです。

Xroadsの効果

Ortho4XPデータと私の作成した”Hiroshima city photo”両方を使った広島市街地の画像です。

道路をあまり意識せずに作成してしまったのですが,問題はなかったようです。

デフォルトの道路が消えてスッキリした市街地になりました

橋と高速道路は消えていません

公園や学校がよりはっきりと認識できるようになりました

つぎに通常のフォトシーナリーの区域である大阪伊丹空港周辺です。

高速道路や橋は消えずに,うまく道路だけ消えているようです。

空港周囲のデフォルト道路が消えたのでスッキリしています もちろん車は走っています

高速道路がはっきり判るようになりました

まとめ

デフォルトのカクカクした道路は,フォトシーナリーには合わないと思っていたので,このライブラリーは素晴らしいものだと考えています。

上空からは,動く車も確認できるので市街地のリアルさは段違いです。

この素晴らしいライブラリーを公開してくださった作者のかたに感謝いたします。

ありがとうございました。

Enjoy Flight!


この記事で紹介しているライブラリー作成ツールは,次の製品のオンラインバージョンアップ版11.51で動作確認しています。

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コメント

  1. himejii2000 より:

    貴稿(導入日記27等)を拝見し「Ortho4XP_v130」を入手、なんとか必要な「タイル」まで作成できたので、思い切ってXroadを組み込みました。するとデフォルトで気になっていた道路の美しい画像になり気に入ったところです。
     これから落ち着いて調整したいと思います。ありがとうございました。

  2. odandy より:

    はじめまして。いつも参考になる記事ありがとうございます。

    本記事に紹介されているソフトは、最新版ではショートカットでも対応していました。
    ただ、ショートカット名に日本語が入っていると認識しないので、Windowsで勝手に付く「- ショートカット」は削除しないと駄目でした。

    • pbook より:

      そうですね,最新のフォーラムを見たらリンクを追いかけられるようにしたと書いてありました。
      記事を修正しましょう。
      お知らせありがとうございました。

      再度バハマのフォトシーナリーで試したところ,単純なショートカットでは読み込まないことが判りました。
      フォーラムに書いてあったのは,シンボリックリンクあるいはジャンクションポイントで作成したリンクのようです。

      https://forums.x-plane.org/index.php?/forums/topic/115385-ortho4xp-symbolic-link-vs-simple-shortcut/

      そして色々調べたら,”SceneManager”という便利なツールを見つけました。
      使い込んで記事にしようと思います。

  3. himejii2000 より:

    Ortho4XPの記事を少しずつ読んでいますが、なかなか手強そうですね。それとHDDの増量も考えなくては。でも楽しみです。

    • pbook より:

      フォトシーナリーを使い始めるとHDDの増量は必須になります。
      対策として私はX-Plane11本体だけをSSDにいれて,フォトシーナリーはゲーム仕様の2TBHDD(WD:Black)に入れています。
      SSDは高価ですので,少しでもコストを抑えないとまたまたFS貧乏になってしまいます。

  4. himejii2000 より:

     以前から気になっていた道路の曲がり角を直せるのですね、
     ただし、フォトシーナリーで作動するようなので、(以前の貴稿「小さな広島市街地フォトシーナリー」にも書きましたが)フォトシーナリーの作成方法をご教示いただいて挑戦したいものです。よろしくお願いいたします。

    • pbook より:

      実例を作成して記事を書いていますので,あと少しだけお待ちください。
      ただし,この方法では市街地だけでなくOrtho4XPデータの利用が必要です。