ZonePhotoは,X-Plane11が作られたヨーロッパで公開されているフォトシーナリー公開ページです。ここで,2020年1月からUHDメッシュプロジェクトが始まっています。このプロジェクトの範囲が順次拡大しつつあるのでご紹介します。
ユーザーの協力によって成り立つヨーロッパUHDメッシュシーナリー作成プロジェクト
ZonePhotoは,X-Plane11が作られたヨーロッパで公開されているフォトシーナリー公開ページです。
私の過去の記事でも紹介しています。
ここで,2020年1月からUHDメッシュプロジェクトが始まっています。
このページで公開されているデータは,ユーザーが作成したデータを持ち寄って公開しているものです。
2020年12月現在の新しいデータの範囲は14タイルで,6ヶ月ごとに追加されていく予定なのだそうです。
このプロジェクトを紹介している記事が,X-Plane.orgにあります。
タイトルは,”New French UHD Mesh and Orthophoto Scenery from official Zonephoto.org project 1.0.0“です。
この記事にあるダウンロードリンクは,ZonesPhotoのマップページへのリンクになっています。
ちなみにZonesPhotoのトップページへのリンクはこちらです。
記事には,新しいプロジェクトの説明があります。
自動翻訳をしたものを以下に引用します。
2020年1月以来,私たちはX-plane用の新世代のUHD高品質オルソフォトシーンに取り組んでいます。フランスとその国境で始まり,ヨーロッパの他の地域では完全にフリーウェアです。Ortho4xpで作られました(オスカーに感謝します!)
つまり,利用可能な最後の最近の合法的な(オープンソース)画像,最小Z17ですが,関心の高い領域ではZ18まで,モンブランのような例外的な領域ではZ19まで上がる可能性があります。すべての画像は可能な限りクリーンアップされており,デフォルト,透かし,GoogleやBingの画像のようにゾーン間で突然の変更はなく,海岸沿いの画像はよりリアルに仕上げられています。
これは,非常に高解像度のレリーフであり,最小高度データは20 mですが,一般的には5 m前後であり,関心の高い地域や空港周辺では1mですらあります。空港の多くは,滑走路とタクシーウェイの高度,および周囲の地形を可能な限り尊重するために,カスタムメイドのパッチで構築されています。これで,空港の風景の多くは,実際の風景に近い拠点として構築されます。
そして最後に,すべてのcadastralデータは,OSMデータよりも正確で最新のデータから作成されています。つまり,川や湖はオルソ画像と同じ境界線に従い,海の海岸も同様になります。道路の平坦化はより正確になります。
新しくなったピレネー山脈とモンブランの画像がX-Plane.orgで公開されています。
3枚の写真はX-Plane.orgより引用しました
ZonePhotoデータについて
これについて少しおさらいをしておくことにしました。
ダウンロード方法
マップの各メッシュをクリックすると公開日が表示されます。
2020年1月以降に公開されたものが,新しいUHDメッシュデータです。
なおダウンロードは,サーバーの負荷軽減のため一度に一つのメッシュに限定されます。
データの互換性
UHDオルソシーナリーにはオーバーレイデータがありません。
そのためSimHavenの”X-Europe”を使用する必要があります。
データの範囲
SpainUHDの範囲を除くヨーロッパ全域とフランスに関連する一部地域となっています。
データのサイズ
ダウンロードデータ展開後のデータは流石にUHDでは大きくなっており,モンブランのデータの例ではつぎのようになります。
“zPhotoXP_+45+006_17_Mont-Blanc_XP10-XP11_2020-12-terrain”:12.4GB
“zPhotoXP_+45+007_17_Turino_XP10-XP11_2020-12-terrain”:9.81GB
1つのエリアでこの容量が必要となるので,データは容量に余裕のあるディスクに収納し,リンクを作成してX-Plane11のCommunityフォルダー内にショートカットをコピーすることをおすすめします。
データのライセンスについて
ZonePhotoデータは,作成材料として公開データを利用しています。
“ZONESPHOTO”ページで公開されているデータのライセンスについての説明を読むと,フェアユースライセンスに基づいて公開しているようです。
そのためか公開ページである”ZONESPHOTO”には全く広告が表示されず,ページを維持するための寄付を募っています。
データを公開するには,営利活動ではないということを明確にするために配慮が必要になるということなのでしょう。
まとめ
コミュニティの力を借りて,充実したデータページを維持していくというのが,日本以外の国々での取り組みのようです。
日本ではこうした取り組みはありませんが,私は日本のデータをまとめて公開できるページがあったらいいなと考えています。
Enjoy Flight!
この記事で取り上げたデータは,次の製品のオンラインバージョンアップ版11.51で動作します。