MSFSにフリーウェアの機体を導入する方法を説明します。決して難しいものではありませんがダウンロードしたフォルダーの構造を理解していないと失敗します。機体が表示できないというトラブルに遭わないためにもしっかり調べてから導入しましょう。
MSFSにフリー機体を失敗しないように導入する方法
MSFSにもフリー機体が登場するようになりました。
FSXの機体をMSFSにコンバートするツールも公開されていますが,今のところ単純に変換して動作するというものにはなっていないようです。
ちゃんと動作する機体でも導入方法を知っていないと使うことはできません。
失敗せずに導入する手順を説明します。
MSFSにフリー機体を導入する手順
まだちゃんとしたフリーウェア機体が少ないので,しっかり動作する機体の紹介と併せて説明します。
例となる機体データをダウンロードします。
機体は,”MSFS 2020 Fokker D.21 Beta Conversion“といい,Flightsim.comからダウンロードします。
この機体はFSXから変換された機体ですが,βバージョンとは言ってもちゃんと動作する機体です。
ダウンロードしたファイル名は”fs2020_fokker_d21.zip“ですから,ファイル名で検索すると良いでしょう。
導入手順
ダウンロードした”fs2020_fokker_d21.zip“を適当な場所で展開します。
展開してできた”fs2020_fokker_d21“フォルダーを開きます。
フォルダーの中にある”Effects”,”Fokker D.21 1938″,”Fokker D.21 1940″の3つのフォルダーをMSFSのCommunityフォルダー内にコピーします。
導入作業はこれだけなのですが,ダウンロードしたほかの機体でフリーウェアのフォルダー構造を調べないと機体が表示されないというトラブルが起きます。
このD21にもインストール方法の説明は全くなく,”しっかり調べて導入してね“的な一文があるだけです。
では,機体フォルダーかどうかを判断する方法を説明します。
フォルダー内に”SimObjects“と”Layout.json“,”Manifest.json“があるフォルダーが機体フォルダーです。
デフォルト機体のデータも,この構造になっています。
D21の場合,”Fokker D.21 1938″,”Fokker D.21 1940″が機体データで,”Effects”フォルダーは補足データを収納したフォルダーです。
3つのフォルダーが揃っていないと,2機のデータはMSFSに正常に認識されません。
導入したらMSFSをスタートさせてメニューから機体を確認しましょう。
まとめ
再塗装データの導入記事のなかでは機体データの導入について簡単な説明しかしていなかったので,フォーラムに質問をいただきました。
そこで「説明をちゃんとしたことがなかった」ということに気がつきました。
塗装データを再構成する手順については,追って記事を書くつもりです。
Enjoy Flight!