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MSFSのマニュアルキャッシュを失敗せずに作る方法

MSFSは飛行する場所のシーナリーを必要に応じてサーバーから読み出します。私たちが頻繁に飛行する場所が決まっているのであれば,そこをあらかじめマニュアルキャッシュに読み込んでおけばMSFSのパフォーマンスが向上します。FAQの記事にはキャッシュについての詳しい説明があります。作成してみた結果と効率よくマニュアルキャッシュを作る方法を説明します。


MSFSのマニュアルキャシュを効率よく作る方法

MSFSは飛行する場所のシーナリーを必要に応じてサーバーから読み出します。

通常,私は日本国内を中心に飛行します。

そこで,日本国内のデータを あらかじめマニュアルキャッシュに読み込んでおけばパフォーマンスが向上します。

マニュアルキャッシュについて調べてみると,FAQに説明がありました。

これをもとにマニュアルキャッシュを作ってみましたが,細かい点の説明が不足していると考えました。

その結果,一度作ったマニュアルキャッシュを作り直すことになってしまいました。

最初に作ったキャッシュです これを作り直すことにしました

マニュアルキャッシュは区域指定が面倒で,しかも指定した区域をサーバーから読み出します。

また2020年10月現在では,作ったマニュアルキャッシュの統合はできず,削除して作り直すことしかできません。

そこで,マニュアルキャッシュを効率よく作成する手順を整理することにしました。

マニュアルキャッシュを作る手順

MSFSのFAQにある手順

マニュアルキャッシュを作る時の基本的な説明はMSFSのFAQにあります。

ブラウザーの自動翻訳を使えば日本語で読めます。

forums.flightsimulator.comより引用

What Are Manual Cache RegionsMSFS has implemented a useful manual scenery caching capability that enables users to predownload custom scenery regions to their h...

キャッシュの構成

この説明には,ローリングキャッシュマニュアルキャッシュの区別と,キャッシュ領域の作成方法が示されています。

簡単に言えば,ローリングキャッシュはMSFSで飛行する時随時読み込まれる領域です。

領域は,MSFSを導入したディスクと異なるディスクにも配置することができるので,SSDでなくてもそこそこ高速なHDDであれば問題は発生しません。

キャッシュの格納場所の確保

マニュアルキャッシュは,ローリングキャッシュとは別に用意されます。

けれどもマニュアルキャッシュの大きさはローリングキャッシュの大きさで定められるので,マニュアルキャッシュに必要な大きさのローリングキャッシュをあらかじめ準備しておく必要があります。

つまり,256GBの空き容量のあるディスクには,128GBのローリングキャッシュ領域と128GBのマニュアルキャッシュ領域しか作れないということになります。

日本全国をマニュアルキャシュに入れたい場合,理想としてはX-Plane11のフォトシーナリーでZL16で作成したときの容量である385GBあればいいかなと考えましたが,実験した結果からはそこまで用意しなくても大丈夫でした。

日本列島全体のLowレベルのキャッシュで110MiB(メビバイト)[約120MB]ですので,必要に応じてMiddleレベルのキャッシュやHighレベルのキャッシュ領域を作れば良いと考えられます。

ローリングキャッシュ領域の場所と大きさの指定は,FAQにある手順を日本語訳して読んでいただければ大丈夫だと思います。

いったん指定すると,やり直しは削除・再設定ということになるので計画的に領域を用意しましょう。

私の場合,常時回転する設定のHDDに256GB以上の空き容量があったので,128GBのローリングキャッシュ領域を設定しました。

設定したキャッシュ

キャッシュ領域の確保には,数分かかるので,その間は別の用事をすると良いでしょう。

マニュアルキャッシュへのデータ収納

領域の確保が済んだら,マニュアルキャッシュに収納する場所の指定を行います。

場所の指定は”REGIONS“という領域をいくつか作るという作業です。

一つの”REGIONS”に複数レベルのキャッシュを入れても良いのですが,作り替える手間を考えると,Lowレベルで領域指定し,必要に応じて細かい領域を指定する方が合理的です。

領域の指定方法

FAQには,マウスを使って領域を指定する方法が簡単に説明してあります。

しかしこれではよくわからないので,私が調べた結果から考えた手順を説明いたします。

キャッシュのレベルは詳細度がLow/Middle/Highの3段階がありますが,まずはLowレベルの領域から作成します。

1.初期画面と”CASH QUALITY“の変更

デフォルトでは,製作会社であるAsoboのあるフランスが”CASH QUALITY:Low“で表示されます。

なおLowよりも広く表示しようとするとメッシュ表示が消えます。

初期画面です

拡大するに従い”CASH QUALITY“の表示の囲みがLowからHighに変化します。

フランスの画面で拡大しMiddleにしたところ

適度に拡大して,目的の範囲を表示できるよう調節します。

拡大してHigh表示にしたところ

2.地図の移動

左上のウインドウに,日本国内の適当な空港名を英語で入力します。

虫眼鏡マークをクリックするかEnterを押すと,空港名が表示されるので選択します。

そうすると画面上に日本のその区域のフォト画面が表示されます。

地図表示の移動は,”PAINTING TOOL“枠内の”Pan“に表示してあるように,マウスの左ボタンを押しながらドラッグします。

3.領域の指定

最初に作成するLowレベルでは広範囲を表示しますが,あまりに広範囲を表示させると領域指定に利用するメッシュが消えてしまいます。

Lowレベルの場合,領域は大まかにカバーすれば良いので,メッシュが表示されるまでマウスダイヤルで拡大します。

領域の指定は”Paint”といいます。

範囲を指定するときは,キーボードの”Shift”キーを押したままマウスの右ボタンを押しながらドラッグします。

領域の削除は,キーボードの”Ctrl”キーを押したままマウスの右ボタンを押しながらドラッグします。

広い領域の指定は,“Caps Lock”キーを押したままマウスの右ボタンを押しながらゆっくりドラッグします。

この”Caps Lock”キーを使う方法は,領域指定中に偶然に発見したものです。

Lowレベルの指定の場合,範囲指定にあまり神経を使わないでも大丈夫です。

かなりラフな指定でも使用領域はそれほど大きくなりません。

Sapporoを入力し,Panで稚内を表示しLowで領域指定をはじめたところ REGIONSに名前を入れています

4.データの読み込み

領域を指定し終わったら,”REGIONS“に名前を入力します。

名前が重複しても作成できますが,区別が付かなくなるので計画的に名前を付けましょう。

区別ができなくなって,すべてを削除することになりました

そこで私は”区域名+レベル”という形式にすることにしました。

北海道のキャッシュを作る時は,”Japan Hokkaido Low”という名前です。

名前を付けたら,”FINISH & DOWNLOAD“ボタンを押してデータを読み込みます。

必要時間は,光回線を使って日本全国をLowレベルで読み込むのに数分程度でした。

北海道を領域指定して読み込むところ

読み込みが終了すれば,右下の”CASHED REGIONS”に表示されます。

北海道のLowキャッシュで7.17MiBですから,かなり小さいものです。

日本全国をLowで作成したところです。

日本全体で40MiBにしかなりません

5.Middleキャッシュを作成する時の注意

Middleデータは,空港周辺や小さな市街地など狭い範囲に設定するのが無難です。

北海道全体をMiddleキャッシュに入れようと試行してみましたが,1時間経過しても読み込みは0%でした。

広島市街地と広島空港周辺をMiddleに,広島空港をHighにして読み込んだ時には,1分以内に完了したことを考えると,むやみに広い範囲をMiddleに指定しない方が良さそうです。

また,Middleを一部分に指定するとその周囲のかなりの範囲をMiddleで読み込むようです。

マニュアルキャッシュの効果

なんとなくですが,飛行がスムーズになった気がします。

広島市内と広島空港周辺をMiddleで作成し,GraphicをULTRAに設定して,雲のない状況で飛行しましたところでは37FPSでした。

キャッシュ作成後の飛行

雲に入ると27FPSに低下しましたが,飛行できないという状況ではありませんでした。

まとめ

時間はかかりますがマニュアルキャッシュを作れば,快適な環境を作る事ができます。

よく飛行する場所だけでも,LowレベルとMiddleレベルで作っておけばかなり改善されると思います。

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