キリマンジャロはアフリカ大陸の最高峰として有名です。タンザニアにはその名前を持つ国際空港があります。キリマンジャロ登山を目指す旅人はこのキリマンジャロ空港に降り立ちます。私たちフライトシムパイロットは,この空港から出発して小さな着陸場に向かうVFRでキリマンジャロの美しい姿を眺めることにしましょう。
キリマンジャロの名前を持つ国際空港と小さなプライベート飛行場
キリマンジャロを鑑賞するVFR
キリマンジャロはアフリカ大陸の最高峰として有名です。
タンザニアにはその名前を持つ国際空港があります。
キリマンジャロ登山を目指す旅人はこのキリマンジャロ空港に降り立ちます。
X-Plane11のデフォルトシ-ナリーのキリマンジャロはしっかりと山容がわかるよう作られています。
私たちフライトシムパイロットは,この空港から出発し近くにあるプライベート滑走路に着陸するVFRでキリマンジャロの美しい姿を楽しみましょう。
そのために,カスタムシーナリーのキリマンジャロ空港(HTKJ)と西キリマンジャロ着陸場(HTWK)を導入します。
“Kilimanjaro” by Geert Cosyns. Photo from flickr
キリマンジャロ空港シーナリー
ダウンロードとインストール
ダウンロード
タイトルは,”HTKJ – Kilimanjaro International Airport 1.0.0“で,X-Plane.orgよりダウンロードします。
X-Plane.orgより引用
表示に必要なライブラリーは次のとおりです。
あらかじめ導入を済ませておいてください。
OpenSceneryX
3D People
BS2001
SAM
インストール
ダウンロードした”HTKJ – Kilimanjaro.zip“をX-Plane11のCustom Sceneryフォルダー内に展開すれば導入作業は終了です。
西キリマンジャロ着陸場シーナリー
この着陸場は,Skyvectorでキリマンジャロ空港を調べたときに見つけたものです。
ダウンロードとインストール
残念ながらこの着陸場シーナリーは,公開された物がありませんでした。
そのため私がVFR用に急遽用意したもので,簡素なシーナリーです。

滑走路だけの簡易な着陸場です
シーナリーは,ここからダウンロードできます。
ダウンロードした”HTWK – West Kilimanjaro Pvt.zip“をX-Plane11のCustom Sceneryフォルダー内に展開すれば導入作業は終了です。
なお表示に必要なライブラリーはありません。
X-Plane11での表示
キリマンジャロ空港
キリマンジャロ空港シーナリーは,FS2004向けに公開されていたシーナリーをX-Plane用に変換したものです。
そのため,X-Plane11で使うためには,設定でシーナリーを等高線に従わないオプションを選んでおく必要があります。
そうしないと空港内の一部の建物が浮き上がって表示されてしまいます。
滑走路上では周りに建物がないので,私の環境では64FPSと驚異的な数字になりました。
空港全景を眺めると草原地帯の真ん中にあるのがわかり,遠方にキリマンジャロの嶺が見えます。
空港ターミナルは簡素な作りですが,実感のある作りです。

駐機場側から見たターミナルです

ターミナル入口側から見たところです
キリマンジャロ鑑賞
今回のVFRは,デフォルトのセスナでキリマンジャロ空港を出発して,海抜1300m(4300ft)にある西キリマンジャロ着陸場まで向かうコースです。

X-Plane11のマップ表示です
セスナ機では上昇限度が14000ft(4267m)ですから,キリマンジャロ山上(5895m)を通過することはできません。
山のそばを通過するコースでキリマンジャロを鑑賞します。

右に見えるのがキリマンジャロです w2xpデータがあるので集落も表示されます
キリマンジャロと隣にあるアルーシャはデフォルトでもしっかり作り込まれているようで,きれいな山容を鑑賞できます。

キリマンジャロとアルーシャの間を飛ぶので左側にアルーシャの山容を見ることができます。
キリマンジャロの近くに飛んでみるとしっかり作り込んであることがわかります。

キリマンジャロの近くを飛んでみました
別の機体で高高度から眺めたとき,周りの地表とは一段違う解像度で作ってあるようでした。
西キリマンジャロ着陸場
さて,私の用意した西キリマンジャロ着陸場をご紹介します。
Skyvectorで判明した緯度経度(緯度-3.054167,経度36.998611)をGooglemapで調べると,草原の中に道路のような滑走路を見ることができました。
Googlemapから引用
実際の場所のように滑走路を作って見ると,近くに行かないと発見できませんでした。

デフォルトの地表面に作った滑走路
そのために実際の滑走路とは異なるDart仕様で作成しました。
リアリティを追求するのであれば,WEDのソースを添付していますので滑走路を透明にしてください。

アプローチできるくらい滑走路がはっきりと見えます
実際の飛行場には建物もなくさみしいので,シーナリーには小屋を一つおいています。
この着陸場は,マップでは表示されますがGPSには表示されません。
迷子にならないように,ムービングマップを使うかあらかじめフライトプランを作って飛ぶことをおすすめします。
まとめ
アフリカのVFRは,X-Plane11で初めての体験でした。
今回の収穫は,Laminar Researchが風景にも力を入れている場所があることがわかったことです。
他にもこのような場所があるかもしれないので,VFRで飛行する時には気をつけることにしましょう。
Enjoy, Flight!
この記事は,次の製品のオンラインバージョンアップ版11.41を使って表示しています。