FS98をWindows10上で動かす方法(2) 導入編
FS98をWindows10上で動かす方法(1) 準備編をご覧いただけましたでしょうか。
今回は,仮想マシンの導入とOSのインストール方法を説明します。
皆様方には,Windowsのインストールについては何度も経験されていらっしゃる方が多いと思います。
説明には,少し長ったらしいところがあります。
はじめての方にもWindows10上でFS98で遊んでもらうための説明ですので,ご容赦ください。
仮想マシンの導入
VMware Workstation playerのダウンロード
まずVMwareのホームページに行きましょう。
https://www.vmware.com/jp.html
ページ左側に”ダウンロード“というメニューがあるのでここをクリックしましょう。
ダウンロードのページが表示されます。
右から2番目の“無償製品のダウンロード“という列があります。
上から3番目に”Workstation Player“というところがあるので,ここをクリックします。
Try VMware Workstation Playerというページが表示されます。
ページの一番下に”VMware Workstation XX.X Player for Windows 64bit”という大きなメニューがあります。
この中の”Download Now“をクリックすれば,目的のプログラムがダウンロードできます。
ダウンロードしたファイルは,特に指定していないならWindowsの”ダウンロード”フォルダーにあるはずです。
2018年10月現在バージョンは15になっています。
15のインストーラーを管理者権限で実行すれば,問題なく更新されます。
VMware Workstation playerのインストール
ダウンロードしたファイルを管理者権限でダブルクリックすれば,インストールが始まります。

ダウンロードした VMware Workstation Player(このバージョンは12です。)
セットアップ中に”カスタムセットアップ“という画面で,インストール先の設定ができます。
インストール先は,できるだけ高速のドライブを指定しましょう。
仮想マシンは親亀(ホストOS:Windows10)の上に乗った子亀です。
さらに,その上に孫亀であるWindowsXPが乗るのですから,速度制限の要因となる遅いドライブ(休止モードを売りにしているドライブ)には,インストールしない方がいいでしょう。
理想的なことを言うなら,SSDが最適です。
拡張キーボードドライバーのインストールは必ずチェックしてから,”次へ”のボタンをクリックしてください。
これを行わないと,Windows10画面とWindowsXPのウインドウ間の行き来が面倒になってしまいます。
セットアップが完了すると終了画面が表示されます。
“ライセンスキーの入力”は,商用で使う場合のものですから不要です。
そのまま”完了”ボタンをクリックします。
これで,VMware Workstation playerのインストールは完了しました。
再起動して,VMware Workstation playerの使用許諾とWindowsXPのインストールを行います。
VMware Workstation playerの使用許諾
デスクトップ上には,VMware Workstation playerのショートカットアイコンが作られているはずです。
まず,そのアイコンをクリックします。
するとVMware Workstation player(これ以降,単にVMPと省略します。)が動き出します。
VMPの最初の画面は,使用許諾画面です。
非営利目的の利用ですから,上のボタンをクリックし,自分のメールアドレスを入力します。
このメールアドレスには,VMwareからお知らせのメールが来ます。
“VMware Workstation XX playerをご活用ください。”という文章の下の”完了(F)”をクリックすれば,許諾手続きは終了です。
“VMware Workstation player pro”を宣伝するための画面が表示されることがあります。
ウインドウの一番下の”このバージョンをスキップ(S)”というボタンをクリックすれば,この画面は表示されなくなります。
WindowsXPのインストール
新規仮想マシンの作成開始
使用許諾を終えれば,仮想マシンの作成とWindwsXPのインストールができます。
この2つは,準備作業が終わっていれば,一連の作業でスムーズに行うことができます。
まず,VMPの画面は仮想マシンは作っていないので次のようになっているはずです。
この画面で,”新規仮想マシンの作成(N)”をクリックします。
インストールドライブの指定
コンピューターに光学ディスクドライブが接続してあれば,それがインストール元として表示されます。
ノートパソコンで,外付けドライブを接続していない場合は,表示されません。
USB接続のドライブを使うのであれば,VMPを終了しドライブを接続してからVMPを再び動かせば,ドライブがメニューに表示されます。
また,インストールディスクをすでにISOファイルに加工されている方は,2番目の”インストーラディスクイメージファイル”を保管しているディレクトリに移動しファイルを指定してください。
私は,WindowsXP Home Edition SP3のインストールディスクを持っているので,ドライブに装填したら認識されました。
インストールディスクが認識されたら,ダイアログウインドウの一番下の”次へ”をクリックします。
仮想マシンのディスク最大サイズの指定
つぎに,仮想マシンのディスク最大サイズを指定します。
このディスクサイズは,最初からこの大きさが取られる訳ではありません。
ディスク容量に余裕がないのであれば,ここは安全な大きさまで小さくすることができます。
5GBを指定しておけば,FS98だけなら余裕です。
私は,”仮想ファイルを複数のファイルに分割”を指定することで,ディスクアクセスが小規模単位になるので高速化が期待できると考えていますから,これを指定しています。
設定が終わったら,ダイアログウインドウの一番下の”次へ”をクリックします。
WindowsXPの簡易インストール
簡易インストールではWindowsインストール中の煩雑なユーザー名とプロダクトキー入力を省略するため,あらかじめ入力しておく画面が表示されます。
この画面で,必要なデータを正しく入力しておきましょう。
入力が終わったら,ダイアログウインドウの一番下の”次へ”をクリックします。
仮想マシンの名前設定
この画面では,仮想マシンの名前を決めます。
自分がわかりやすい名前にしておきましょう。
インストールするディレクトリが確認のために表示されます。
変更したい場合には,この画面で指定します。
確認が終わったら,ダイアログウインドウの一番下の”次へ”をクリックします。
仮想マシンを作成する準備完了画面が表示されます。
これまで入力した設定が反映されていれば大丈夫です。
ネットワークアダプタは,WindowsXPのインストール途中で適切なドライバーが導入されるので,”NAT”と表示されています。
なお,導入されたあとでもこの表示は変わりません。
万一ドライバーがなくて動かない場合には,XPで使える外付けのUSBネットワークアダプタを使う対処もあるので,心配はありません。
この仮想マシンを作成後にパワーオンするというチェックが入っていることを確認し,”完了”をクリックします。
VMwareTools Windowsのインストール
つぎに”VMwareTools Windows版”をダウンロードしてインストールする画面が表示されます。
必ず,ダウンロードしてインストールしましょう。
このToolをインストールすることで,マウスコントロールやUSBコンロールができるようになります。
私はここが,Hyper-VとVMPの大きな違いだと思っています。
WindowsXPの自動インストール
ダウンロードが終われば,WindowsXPのインストールが始まります。
終了するまで待つだけです。
最近のコンピュータは,高速ですからそれほど時間はかかりません。
再起動を数回繰り返した後に,起動画面である”ようこそ”が表示され,音が出ればドライバーの設定が終わっているはずです。
SP3の場合は,導入が1回ですみます。
SP1やSP2の場合は,複数回ディスクを入れ替えてインストールする必要があります。
ディスクイメージの場合は,ドライブ指定画面でISOファイルを指定することでインストールできます。
ファイルになっている場合は,外付けUSBメモリにファイルをコピーします。
このUSBメモリをコンピュータに接続し,読み込むデバイスとして指定すれば,ファイルが読めるようになります。
また,VMP上のWindowsXPとWindows10の間ではファイルのドラッグアンドドロップも可能です。WindowsXP上に適当なディレクトリを作っておいて更新ファイルをコピーすれば,SP2,SP3のインストールファイルからの更新もできます。
最近では,Yahoo!オークションでSP3適用済みのWindowsXP Homeが割安で出品されているのでそれらを入手するという手段もあります。
ちなみに,私もヤフオクでSP3を入手しました。
WindowsXPの自動更新
念のために,コントロールパネルのデバイスマネージャーを開いて,問題を起こしているデバイスがあるかどうか確認しておきましょう。
特に,ネットワークアダプターが正常に動いているかどうかを確認しましょう。
問題が生じることは稀ですが,万が一トラブルが起きたときは,ネットワークアダプタのメーカーサイトからXP用のドライバーを入手しましょう。
最悪の場合は,外付けのUSBネットワークアダプタを手配することになります。
ネットワークアダプタが正常に動いていることが確認できたら,XPの自動更新機能をONにしましょう。
XPは,最近のマルウェア騒ぎでサポートを臨時に再開しているようで,自動更新を設定すると130項目の更新がインストールされました。
その中にはインターネットエクスプローラVer8も含まれていました。
WindwsXPの認証
次に,XPの認証について説明します。
WindwsXPは,認証しないと30日間で機能停止します。
私は,サーバーが止まっているのかネットでの自動認証ができませんでした。
無料電話によって,認証コードを入手し無事認証作業ができました。
おそらく,電話認証は必須になるのではないでしょうか。
認証が終われば,インストール作業は終了です。
次は,いよいよFS98のインストールと調整です。
(FS98編に続く)
コメント
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