岐阜県各務原市にある航空自衛隊岐阜基地では,毎年秋に航空祭が開催され航空ファンが多く訪れる人気の飛行場です。X-Plane11のデフォルトシーナリーでは滑走路とエプロンしかないさみしいシーナリーでしたが,公開されているカスタムシーナリーでは,基地内の格納庫や建物をはじめ自衛隊機も見ることのできるシーナリーに仕上がっているのでご紹介します。
実感あふれる岐阜飛行場シーナリー
航空ファンに人気の自衛隊基地
岐阜県各務原市にある航空自衛隊岐阜基地は,航空自衛隊の開発拠点ともなっている大きな飛行場です。
毎年秋には航空祭が開催され,航空ファンが多く訪れる人気の飛行場です。
この飛行場についてはWikipediaに詳しく書かれています。
訪れる人の数は,つぎの写真をご覧いただけるとおわかりになると思います。
格納庫の前は人垣で埋まっています。
このときの来場者数は,自衛隊の発表では6万5千人だったそうです。
“2019/11/10 JASDF ADTW F-4EJ改 57-8357 @RJNG” by caya8192. Photo from flickr
各務原飛行場のすぐ近くには科学博物館があり,退役したYS-11などが展示されています。
X-Plane11の岐阜飛行場シーナリー
デフォルトのシーナリーは,滑走路とエプロンそして誘導路はしっかり再現されているものの,飛行場内の建物や周辺の建物はありません。

RJNGのデフォルトシーナリー
シーナリーのダウンロードとインストール
この岐阜飛行場シーナリーは,2019年9月に公開された新しいシーナリーです。
ダウンロード
データ名は”RJNG Gife base 1.0.2“で,X-Plane.orgからダウンロードします。
X-Plane.orgから引用
タイトル中の”Gifu”が”Gife”になっています。
なおファイル説明文中の綴りは正しく”Gifu”になっています。
なおこのシーナリーはカスタムオブジェクトだけで構成されており,シーナリーを表示するためのライブラリーは必要ありません。
インストール
ダウンロードした”RJNG Gife Ver1.02.ZIP“ファイルを適当な場所で展開します。
できあがった”RJNG Gife Ver1.02“フォルダーをX-Plane11のCustom Sceneryフォルダー内にコピーすれば導入作業は終了です。
なお,”RJNG Gife Ver1.02″フォルダーの名前を”RJNG Gifu Ver1.02“に変えてコピーしてしまうのも良いでしょう。
X-Plane11での表示
次の画像でデフォルトシーナリーと比較してみましょう。
一見してわかるように飛行場内の建物がたくさん表示されます。
飛行場と周辺を見て回りましょう。
エプロンには自衛隊機や岐阜県の防災ヘリのほか米軍機も見えます。
岐阜飛行場に隣接する川崎重工業航空宇宙システムカンパニーの工場です。
工場に隣接するエプロンにも米軍機がいます。
工場とエプロンを上空から眺めたところです。
飛行場内にある第二次世界大戦中に築かれた掩体壕(土塁)と,遠くには基地の事務所と各務ヶ原科学博物館が見えます。
上空に上がって飛行場全体を眺めると周辺のオブジェクトもしっかり再現されていることがわかります。
まとめ
国内の飛行場がまた一つ充実しました。
岐阜飛行場では,多くの自衛隊機が見られるので,それらをオブジェクトで配置するのも面白いですね。
航空祭を再現するために多くの人々を登場させるというのも良いかもしれません。
なお,シーナリーと同じ作者によるブルーインパルスの編隊飛行を再現するスクリプトも公開されていますが,残念ながら現在はT-4の機体が見つからないそうです。
Enjoy, Flight!
この記事は,次の製品のオンラインバージョンアップ版11.40r2で表示確認をしています。