FSX向けに公開され現在入手できる日本国内の空港シーナリーについて調べてみました。結果を「FS道楽」様の一覧表様式をお借りしてとりまとめましたので,ご覧ください。FSXのシーナリーについてATC+IFR環境として再評価してみようと思います。
FSXをATC+IFR環境として整えるための空港シーナリーリスト
FSXをATC+IFR環境として再評価しようとした動機
FSXは,発売当初において表示が重いとして敬遠されがちでした。
しかも発売当初は本体パッケージと拡張パックでかなりの金額になりました。
最近では表示に日本語が使えないという制約がありますが,SteamEditionが安価に販売されています。
たしかに発売当時のPCスペックではカクカクの表示になってしまうことがあって,私もFS2004から離れることができませんでした。
そんな中で私は,FSX用に用意したPCインフラ上で,X-Plane11を使ってVFR環境を作り上げることができました。
VFR環境作りが一段落して,もう一つのシミュレーターの楽しみであるATCを用いたIFRについて調べていました。
VATSIMのようなネット環境でのATCもあるのですが,私にとって敷居が高く,スタンドアロン環境でのATC+IFR環境は,始めるのも終わるのも自由ですので気楽に楽しめます。
調べてみると,スタンドアロン環境でのATCについては,FSXがデフォルトのフライトシミュレーターのなかで高いレベルのATC機能を持っていると考えるようになりました。
そこで,日本国内でATCを使ったIFRを行うとき,どの程度まで環境を整えることができるかを調べることにしました。
まず手始めに,国内の空港・飛行場のシーナリーをどこまでそろえることができるのかを調べました。
IFRで空港シーナリーを整える意味
IFRは,景色を見ながら飛行するわけではないので,空港シーナリーについて気にすることは無いではないかという意見もあろうかと思います。
確かにIFRで飛行するとき空港を視認するには計器上で行いますが,最終着陸体制に入ったときや着陸したあと,再現性の高い空港シーナリーがあると楽しみが増えるのです。
そういうわけで,現在どのくらいの空港で質の良い空港シーナリーが入手できるのかをリストにしてみました。
FSX向けの日本国内のシーナリーをまとめられているページが3つあります。
freewarescenery.comとflightsim-scenery.comと空想機長日誌というページです。
freewarescenery.comでは,フリーシーナリーを,flightsim-scenery.comでは商用シーナリーを紹介しています。
freewarescenery.comのフリーシーナリーのページから引用
flightsim-scenery.comの商用シーナリーのページから引用
空想機長日誌では,国内の空港ごとにフリーウェアと商用シーナリーをひとつの表の中で紹介しています。
この表には,VATSIMなどで使えるよう空港施設の位置を改善したAFCADファイルも併せて収録されています。
どちらも,シーナリーをダウンロードするためのリンクを張ってくださっているので便利に使えます。
こららのページのリストにあるダウンロードリンクが機能するかどうかを調べ,私がFS2004の国内シーナリーを調べたときに判明した基地関係のシーナリーについてMAIWのデータを加えてリストを作成しました。
元になっているのは,FS2004関連の国内空港を一覧表にまとめられている「FS道楽」様の様式です。
この様式を使うメリットは,空港・飛行場シーナリーが充実しているFS2004と比較をすることができるという点です。
シーナリーのダウンロードについては,先の2つのページからリンクをたどってもらえば可能です。
MAIWについては,ダウンロードページから空港コードを入力すれば,FSXバージョンを選んでダウンロードしてください。
短時間で調べたので抜けているものもあるかもしれませんが,日本国内をATCを使ったIFRをするための空港インフラはほぼ整っているということがわかりました。
リストの冒頭部分
一覧表は,つぎのリンクからもダウンロードできます。
まとめ
FSX日本語版は2007年1月26日に発売されましたから,2019年で12年経過しています。
発売当初は,シーナリーも乏しいものでしたが,長い時間をかけてここまで環境が整ってきたというわけです。