モン・サン・ミシェルは,フランス西海岸サン・マロ湾奥にある小島の上にある修道院です。FSXでは付属のフライトにここを訪ねるフライトが登録されており,フライトシミュレーターファンの中にもおなじみの方もいらっしゃると思います。地形の表現に優れたX-Plane11には,ここをしっかり表現できるフリー・シーナリーが公開されています。最寄りの空港から遊覧飛行を楽しむ方法を説明します。
X-Plane11で美しく再現されているモン・サン・ミシェル
世界文化遺産のモン・サン・ミシェル
モン・サン・ミシェルは,フランス西海岸サン・マロ湾奥にある小島の上にあり,1979年には周囲の海域とともに「モン・サン・ミシェルとその湾」としてユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されています。
”Mont-Saint-Michel” by stephane.rigobert. Photo from Flickr
私がこの修道院を知ったのは,FSXでのフライトが初めてでした。
そして恥ずかしながら,ここが世界遺産に登録されていることを知ったのは,ごく最近です。
FSXでは,フライトが登録されているのでただ飛んでみるだけというものでした。
X-Plane11にVFR環境を移行して,ここのシーナリーを探すとちゃんと登録されていました。
しっかり再現されたモン・サン・ミシェルを,近くの飛行場から飛ぶことにしましょう。
モン・サン・ミシェルシーナリーのダウンロードとインストール
シーナリーのダウンロード
このシーナリーのタイトルは,”A_Mont St Michael_XP11 1.0.0“で,X-Plane.orgからダウンロードします。
X-Plane.orgから引用
ダウンロードしたファイル名は”A_Mont_St_Michel_XP11.rar“で,205MBある大きなデータです。
シーナリーのインストール
ダウンロードした”A_Mont_St_Michel_XP11.rar”を適当な場所で展開します。
展開してできた”A_Mont_St_Michel_XP11”を,X-Plane11>Custom Sceneryフォルダーにコピーします。
モン・サン・ミシェルへの飛行手順
モン・サン・ミシェルに近い飛行場は,2つあります。
一番近い飛行場は,Le Val-Saint-Pere (LFRW)で,少し離れた大きな空港は,Granville-Mont Saint Michael (LFRF)です。
機体はデフォルトのセスナで,Le Val-Saint-Pere (LFRW)からLe Val-Saint-Pere (LFRW)までのフライトプランをSkyvectorで作りましょう。
VFR航空図でフライトプランを作る
ここをVFRで飛ぶときの航空図は,Skyvectorからダウンロードします。
モン・サン・ミシェル修道院の場所の緯度経度の,N48.38.18 W1.30.78を経由地点にしてください。
できあがったプランが下の画面です。
X-Plane11でのVFR飛行
LFRWは草地の短い滑走路の飛行場です。
滑走路22を離陸後進路を253度に向ければ,すぐにモン・サン・ミシェルが目に入ります。
シミュレーターなら,実際には不可能な修道院近くでの飛行も可能です。
近くに飛んでからフリーカメラで見学するのも良いでしょう。
フライト時刻を変化させれば,ライトアップしたモン・サン・ミシェルも見ることができます。

ライトアップされたモン・サン・ミシェル
まとめ
FSXでなじみ深かったモン・サン・ミシェル修道院が,X-Plane11ではFSX以上の美しさで再現されています。
このような素晴らしいシーナリーのおかげで,シミュレーターでのVFR飛行が一段とたのしくなりました。
素晴らしいシーナリーを公開していただいた作者に感謝いたします。
Enjoy Flight!
この記事は,次の製品のオンラインバージョンアップ版11.35r1で表示確認をしています。