ベータ版の公開から約1ヶ月を経て,やっとVer11.35が公開されました。内容は,航空機システム改良のほか空港の追加・改善が行われました。
オンラインバージョンアップの配信で更新できますが,DVD版を持っておられる方であればベータ版を含めていち早く最新版を導入することができます。今回の更新で目玉になっているワシントンDCとニューヨークのランドマークを見に行くことにしました。
X-Plane11.35で更新されたランドマークを探すVFR飛行
更新されたランドマークを見に行くためには,当然ながらX-Plane11を11.35に更新する必要があります。
簡単に,更新作業のおさらいをしておきましょう。
X-Plane11の更新作業
X-Plane11は,起動時に最新版のチェックを行います。
更新版があれば,自動的にポップアップウインドウが表示され,更新するかどうかを聞いてきます。
ベータ版や更新ウインドウが何らかの理由で表示されないときには,DVDから更新作業を行うことができます。
手動での更新作業
更新手順
更新の前に,現在のX-Plane11フォルダー全体をバックアップしておくことをおすすめします。
更新作業は簡単に開始できます。
X-Plane11のDVD#1を,ドライブに入れ,ドライブアイコンをダブルクリックして自動実行させます。
表示されたインストールウインドウ内にある”Update X-Plane“をクリックします。
次に表示された”Web Updater“ウインドウの右下にある”Continue“をクリックすれば,更新が開始されます。
左下にはベータ版の有無をチェックするボタンがあるので,ベータ版を試した見たいときにはここにチェックを入れて更新します。
更新結果の確認
ちゃんと更新されたかどうかを確認するには,X-Plane11を起動した後に設定ウインドウを開きます。
“一般“のページの左下にある”X-Planeについて“というボタンをクリックします。
表示されたウインドウ内に”X-PLANEバージョンについて“という項目があり,そこに更新結果が表示されます。
最新版かどうかは,これで確認できます。
更新後の作業
更新後に,必要なアドオンを追加しておきましょう。
特に重要なのが,Airport Environment HDです。
11.35に適合するバージョン2.12が公開されていますので忘れずにインストールしておきましょう。
くわしい更新作業は,私の過去の記事を参考にしてください。
11.35で更新されたランドマークの見学
11.35では世界中で多数の空港シーナリーが更新されています。
日本国内の空港については,先の記事で報告したとおりです。
今回の更新でLaminar researchがシーナリー更新の目玉だと宣伝しているのが,アメリカ合衆国の首都であるワシントンDCとニューヨークのランドマークです。
私は,Ver11.33でマンハッタン島を周回飛行したとき,自由の女神像が見当たらなかったことを記憶していました。
MSFSでは,FS98時代から自由の女神像がランドマークとして見ることができたので,少しショックだったことを記憶していました。
今回の11.35への更新で,VFRに役立つランドマークが増えたことはうれしく思います。
それでは代表的なVFRランドマークを見に行くことにしましょう。
ワシントンD.C.
ここの目玉はやはり,ワシントン記念塔と国会議事堂です。
ここを目指すためにVFR航空図を確認します。
航空図は,Skyvectorで見るのが簡単です。
ワシントンD.C.の中央にある空港は,ロナルド・レーガン・ワシントン・ナショナル空港(KDCA)です。
KDCAを,Skyvectorで検索して航空図を表示させます。
VFR航空図では目的のランドマークの位置を模式的なシンボルで確認できます。
北向きに離陸するとすぐ左側に五角形の国防総省ビルが目に入ります。
正面に見えるワシントン記念塔を左に見るよう,右に旋回しましょう。
正面に国会議事堂がみえます。
ニューヨークのマンハッタンと自由の女神像
自由の女神像はあまりに有名すぎるのか,ランドマークのシンボルはなく文字と符号で記載されています。
最寄りの空港は,ラガーディア空港(LGA)です。
LGAを,Skyvectorで検索して航空図を表示させます。
離陸して南西に少し飛行すれば,マンハッタン島のビル群が見えてきます。
その先に自由の女神像があります。
すぐに湾の中央にある自由の女神像が見えてきます。
やはりこの像は,ニューヨークの重要なランドマークです。
まとめ
今回のバージョンアップで,VFR用のランドマークが増えたことはうれしいことです。
X-Plane11は,発売当初は航空機の挙動の再現が最も重要な項目だとされていました。
最近のバージョンでは,デフォルト空港の再現度も上がり,ランドマークの充実でVFRに利用しやすいシミュレーターになったと思います。
これで日本以外の場所でのVFRが楽しくなりますね。
この記事は,次の製品のバージョンアップ版11.35r1で表示確認をしています。
コメント
お久しぶりです、いつも色々参考にさせていただいております。
Xplaneも9の頃からだいぶ進化してきてうれしいです。
ちょっと前に、マイクロソフトフライトシミュレーター2020の発表がありましたがこちらもだいぶ楽しみですね
参考にしていただいているようで,嬉しく思います。
MSFS2020ですが,私としてはFS2004,FSX,X-Plane11でお腹いっぱいという気がします。
MSは,出す出すといっておいて裏切ることがありますし,出てきても修正パッチ付きが標準?ですから,出てきてからしばらく様子見が必要でしょうね。
修正パッチ標準ですね(笑)素人のくせに生意気なのですがFSXの場合ウエザーレーダーがない事と、気流が乱れる場所が決まっているのがちょっと残念です。
確かに発売後すぐの購入より様子見たほうがいいかも知れませんね!