ゆったりとした飛行を楽しめるライトアップできる飛行船
飛行船について
景気の良い時代には,空をゆっくり飛んでくる広告として飛行船が使われることがありました。
ネットで検索すると日本で飛行した飛行船の画像が掲載されています。
飛行船は強風には弱いものの,ゆったりと景色を眺めるにはもってこいの航空機です。
この飛行船のデータがフリーウェアで公開されているのでご紹介します。
公開されたのは”A-60+“という”Lightship“と呼ばれる飛行船です。
“Lightship”を英和辞典で調べると,港湾内に浮かぶ灯台船が表示されます。
けれども飛行船の”Lightship”は,光のライトと軽いに由来しています。
実機の紹介は,次のページにあります。
飛行船のデータ
ダウンロードとインストール
ダウンロード
データのタイトルは”A-60+_Airship 2“で,X-Plane.orgよりダウンロードできます。

インストール
ダウンロードしたデータを適当な場所で展開します。
中に”objects“フォルダーのある”A-60+_Airship_v2“フォルダーを,X-Plane11をインストールしたフォルダー内にある”Aircraft“フォルダー内にコピーすれば導入作業は終了です。
X-Plane11での飛行
機体選択メニューからは,GoodyearとVirginの2種類の塗装機体が選べます。
とりあえずGoodyearを選んで羽田空港から離陸することにしました。
滑走路では,機体は一つの車輪で支えられて静かにたたずんでいるように見えます。
“Lightship”の名前の通り,夜間に変更すると船体が明るく光ります。
では,離陸して遊覧飛行に出発します。
シーナリーはデフォルトシーナリーにX-AsiaとJapan proの建物をインストールしたものを使用しています。
操縦席には,おなじみの計器類が並んでいますが,飛行船の操縦に特に重要なのが圧力調節バルブ,昇降計(上昇下降率表示計),速度計の3つです。
飛行方法については,ドキュメントに記載してある英文を自動翻訳で和訳し読めるように修文したものを以下に引用しましたので参考にしてください。
飛行方法の説明(簡易版)
•離陸:
1 /通常の離陸:
ブレーキを解除します(ダッシュボードのライトが消えます)
スロットルを全開まで押して、エレベータホイールを引きます。2 /垂直離陸:
圧力調節バルブを操作します。これにより、次のことが可能になります。
-上昇し、最大圧力計は1200PSIです。
-約900PSIの圧力計圧力でホバリングします。
-900psi未満の値で下降します。•飛行中:
最大水平速度は、フルスロットルのガスと900psiの浮力で達成されます。
巡航速度28ノット(スロットルの約50%)。
水平な飛行を維持するために、圧力調節バルブとスロットルを操作して完璧な姿勢をとることができます。•着陸:
エンジンをアイドル状態にします。
エレベータホイールを前方に押して、ノーズを下に傾けます。
通常のアプローチでは、浮力を900psiに設定して着陸します。
短いアプローチの場合、圧力バルブを800 psiに設定し、ガスの逆転に作用することができます。
飛行船の上昇下降は,ガス圧による浮力タンクの容積の加減で行うので,圧力調節バルブを急激に操作すると荒っぽく上昇下降しますので注意しましょう。
水平飛行については,圧力調節バルブを調節しながら昇降計を見ることですぐに慣れることができます。
水平飛行できたら,時刻設定を切り替えて景観を楽しみましょう。
さて着陸はかなり難しく,初回飛行のときに都内の空き地に着陸したときは”R.I.P.(誰か生きてる?)”と表示されてしまいました。
まとめ
速度は80ノットまでで速くはありませんが,マップによる移動やRatingの変更を使えば長距離の飛行も苦にはなりません。
ゆったりとした飛行で景色を眺めることができるのは幸せです。
そして昔日本の空を飛んでいた懐かしい塗装機を再現できないかなあと考えてしまいました。
Enjoy Flight!
この記事で紹介している機体とシーナリーは,次の製品のオンラインバージョンアップ版11.55で動作確認しています。
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