「イエローサブマリン」のモニュメントのある空港とリバプール市街地シーナリー
英国西部のリバプールにあるリバプール・ジョン・レノン空港のロータリーにはビートルズの名曲「イエローサブマリン」のジャケットにある潜水艦をモディファイしたユーモラスなモニュメントがあります。
このモニュメントをはじめ空港ターミナルをしっかり再現した空港シーナリーが公開されています。
そしてこの空港シーナリーに付属していない橋脚式進入灯を追加するシーナリーとリバプール市街地を再現するシーナリーも公開されています。
3つのシーナリーを組み合わせるとリバプールの街と空港を再現することができます。
リバプールジョンレノン空港と市街地のシーナリー
ダウンロードとインストール
ダウンロード
リバプール・ジョン・レノン空港を構成するためには空港と進入灯の二つのシーナリーを使います。
空港シーナリーのタイトルは”EGGP Liverpool John Lennon 1.0.1“,進入灯火は”EGGP Liverpool Runway Gantry 1.0.0“で,いずれもX-Plane.orgよりダウンロードします。


また空港シーナリーの中にあるOrthoデータには進入灯火の代わりに,水面に灯火の画像が貼り付けてあるので,これを取り除くデータである”EGGP_09_app_a.7z”をここからダウンロードしてください。
リバプール市街地シーナリーのタイトルは”Liverpool 1.0.0“です。
このシーナリーは,軽く仕上げるためにAutogenを活用しているシーナリーです。

以上のシーナリーを表示するために必要なライブラリーはOpenSeceneryXだけです。
なお,空港や市街地周辺の建物を表示するためにX-Europeライブラリーを利用することもできます。
この場合X-Plane10用の”w2xp Europe mix“や”VFR-Landmarks“は,邪魔なオブジェクトが表示されるため併用しないでください。
インストール
3つのシーナリーを適当な場所で展開します。
展開してできた3つのシーナリーフォルダーを,X-Plane11のCustom Sceneryフォルダー内にコピーします。
つぎに,進入灯のある水面画像を修正するためのデータを展開し,出来上がった画像ファイル”EGGP_09_app_a.png”を,”EGGP Liverpool John Lennon>Orthophotos”フォルダー内に上書きコピーします。
X-Plane11をスタートさせ,メインメニューが表示されてしばらくして終了します。
X-Plane11のCustom Sceneryフォルダー内にあるScenery packs.iniファイルをメモ帳で開き次の順番になるように定義順を編集します。
SCENERY_PACK Custom Scenery/EGGP Liverpool John Lennon/(空港)
SCENERY_PACK Custom Scenery/liverpool/(市街地)
X-Plane11での表示
この空港シーナリーの目玉は,なんといってもロータリーにある潜水艦のモニュメントです。
ガラス張りの空港ターミナルもしっかり再現されています。
エプロンに駐機している機体は少ないのですが,これをたくさん表示する入替えデータもシーナリーに同梱されています。
利用に当たっては,ドキュメントをよく読んでください。
進入灯火も水面に余計な表示もなくきれいに表示できます。
空港進入路にあるマージー川に架かるシルバー・ジュビリー橋も再現されています。
空港シーナリーには広い範囲のOrthoデータが入っているので,このシーナリーだけでもリバプールの街を楽しむことができます。
なお,市街地を含めて詳細な市街地を表示したいときには,周辺を含めて空港シーナリーに含まれているOrthoデータと色調の合っているArkベースのOrtho4XPデータを作成してください。
このシーナリーでX-Europeを使う時空港の駐車場に木が生えます。
この木をなんとか消せないかと試みましたが,満足できるレベルまでに解決することができませんでした。
空港から西に向かい,リバプール市街地上空を飛行しましょう。
夕方になれば,空港と進入灯火がきれいです。
まとめ
いろいろ苦心したのですが,満足すべきレベルまで今一歩になったのが残念です。
将来,X-Europeの改善で解決できるかもしれません。
私にとっていろいろ勉強になったシーナリーでした。
Enjoy Flight!
この記事で紹介しているシーナリーは,次の製品のオンラインバージョンアップ版11.55で動作確認しています。
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