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X-Plane11の操縦環境を劇的に改善する方法

X-Plane11の操縦環境は,ジョイスティックなどのデバイスと画面に表示されるコックピット機器です。X-Plane11では3Dコックピット内で機器類が表示されますが,これらの機器をワンタッチで見ることができる方法が用意されています。この操縦環境を劇的に改善する”Quick Look”の使い方をご説明します。


X-Plane11導入日記(その98)

”Quick Look”を使って快適な操縦環境を整える方法

”Quick Look”機能とは

X-Plane11には”Quick Look”という視点をプリセットする便利な機能があります。

けれどもこの機能は,航空機ごとに利用者が設定しなければならないというちょっと面倒な部分があります。

英語を母国語にする人や英語に堪能な人なら,デスクトップマニュアルに書いてある”Quick  Look”のところを読むだけで理解できるのかもしれません。

私は,デフォルトのセスナC172SPのマニュアルを読んでいる時に,この機能の便利さに気がつきました。

けれども,デスクトップマニュアルをGoogle翻訳を使って邦訳を見るだけでは,完全にその使い方を理解することができませんでした。

設定方法を理解しさえすれば,それぞれの視点を必要な場所に設定することで,操縦する時に驚くほど便利に使えます。

”Quick look” by Moon Rouge.  Photo from Flickr

”Quick Look”の使い方

デスクトップマニュアル内にある”Quick Look”の説明は次のとおりです。

機械翻訳を理解しやすいように修正していますので,元の文章とは少し表現が異なる部分があると思います。

クイックルック機能を使用する
クイックルックでは,ビューを好きなように設定し,それをホットキーまたはコマンドとして保存することができます。そして,将来的には,キーボードのそのキー(または,場合によってはジョイスティックのボタン)を押すたびに,そのビューに戻ることができます。

クイックルックは航空機固有の設定です。これは,Cessna 172でのクイックルックビューがKing Airでのビューに干渉しないことなどを意味します。

たとえば,デフォルトのKing Airを操縦しているときに,スロットルの4分の1を傾斜させてズームインすることで,自分の視野をコックピット内に頻繁に配置し,航空機の設定を確認するとします。これにはセットアップに時間がかかることがあります。頻繁に行うと,面倒になることがあります。

そこで解決策は,クイックルックを設定することです。好きなようにビューを設定し,Ctrl + テンキー1(コントロールキーとテンキーの1キー)を押して,Quick Look 1に割り当てます。これを行うには,Num Lockがオンになっている必要があります。クイックルック1のショートカット(デフォルトではテンキー 1)を押すと,ビューがどのように変化しても,頭の位置,向き,ズームはスロットルの4分の1を傾斜させてズームインされたビューに戻ります。

デフォルトでは,キーボードのテンキーの数字0から9(別名,数字パッドまたはテンキー)をクイックルック0から9に設定しています。Ctrlキーを押しながらテンキーのこれらの数字を押すと保存されます。つまり,Quick Look 3のビューを設定するには,ビューを好きなように表示してからCtrl + テンキー3を押し,そのビューに戻るにはテンキー3を押します。 X-Planeのキーでは,必要に応じてこれらの設定を変更できます。また,「ボタンへの機能の割り当て」で説明したように,設定したクイックルックをジョイスティックに割り当てることもできます。

クイックルックスも3-Dコックピットモードだけのものではありません。それらは,3Dコックピット,ライダロン,チェイス,サークル,そしてHUDを使った前進など,航空機に関連するすべてのビューで機能します。

X-Plane 11.10から,11~20の10個のクイックルックが追加されました。キーアサインメントはクイックルックを記録し使用するために割り当てられなければなりません。たとえば,キーボード設定画面に移動して「memorize 3-D cockpit location #11」というコマンドにキーを割り当ててからコックピットに戻り,目的のビューを設定してそのキーを押すことができます。その後,キーボード設定に戻り,「Go to save 3-D cockpit location #11.」にキーを割り当てます。これで,コックピットに戻って新しいキー割り当てを使用すると,表示が記憶されている位置に変わります。

”Quick Look”の概要

デスクトップマニュアルにあるクイックルック(Quick Look)の特徴を箇条書きにしてみました。

この方がクイックルックの特徴を理解しやすいと思います。

  1. 使う「視点」は機体ごとに設定します。
  2. 表示している画面を視点として記憶します。
  3. 表示する画面は,機体の内外を問いません。
  4. 視点を記憶するキー操作と視点を表示するキー操作は異なります。
  5. 視点を記憶するキー操作は視点の位置を記録するだけで,何度でも変更可能です。
  6. 記憶された視点は視点を表示するキーを押せば表示されます。
  7. 視点を表示するキーと視点を記憶するキー操作を関連付ければ便利です。
  8. X-Plane11キーのデフォルトプロフィールでは,1~10の視点の記憶と表示がキー操作に設定済みです。
  9. 11~20の視点の記憶と表示は,ユーザーが別途設定する必要があります。

視点を記憶するキー操作と視点を表示する操作

特徴の繰り返しみたいですが,手順はつぎのとおりです。

X-Plane11キーのデフォルトプロフィールに設定されている視点記憶のキー操作は,Ctrl+テンキーの数字(0~9)です。

テンキーの0に視点を記憶させるには,画面を表示しているときにCtrlキーを押したままでテンキーの0を押します

そしてその視点を表示するにはテンキーの0を押せば良いのです。

X-Plane11の正面を表示する機能は,通常ジョイスティックに設定していますから,視点を表示させたあと操縦画面に戻るのは簡単です。

デフォルトセスナのマニュアルには,こうするといいよという視点の例が記載されています。

デフォルトのセスナC172SPの日本語版マニュアルは後日公開いたします。

視点記憶の例

セスナ機のマニュアルに記載されていたものを基本に,10個の視点を設定してみました。

Num8でズームアップしたコンパスを表示

Num9で右前方を表示

Num4で主要計器を表示

Num7で左前方を表示

Num5で通信機器パネルを表示

Num6でADFパネルを表示

Num1で電気系統スイッチを表示(ヨークは”y”キーで非表示)

Num2でスロットルと混合気レバーを表示

Num3で副操縦士席からフラップレバーを表示

Num0でトリムと燃料切替レバーを表示

追加の視点を設定する

一般的なパーソナルコンピューターのキーボードには,一般的な操作を行うための特殊キー(Insert,Home,Pageup,Delete,End,Pagedown)が備わっています。

X-Plane11を動かしているとき,機能しなくなるそれらの特殊キーを視点移動に利用することができます。

それらを利用して割り当てた例をご紹介します。

この例では,追加の10~18までの9個の設定をプロフィールファイルから抜粋して表示しています。

Quick Lookの設定は,0から始まるので,11番目から19番目までの設定が10~18になります。

エディターでキーボードプロフィールファイルに追記すれば,設定が完了します。
設定が完了すれば,視点を記憶していくことで利用できます。

C172 – keys.prf(キーボードプロフィールファイルの追加部分の例)

Numpad-/ sim/view/quick_look_10
Numpad-* sim/view/quick_look_11
Insert sim/view/quick_look_12
Home sim/view/quick_look_13
PageUp sim/view/quick_look_14
Delete sim/view/quick_look_15
End sim/view/quick_look_16
PageDown sim/view/quick_look_17
Numpad-. sim/view/quick_look_18

Numpad-/ CTRL sim/view/quick_look_10_mem
Numpad-* CTRL sim/view/quick_look_11_mem
Insert CTRL sim/view/quick_look_12_mem
Home CTRL sim/view/quick_look_13_mem
PageUp CTRL sim/view/quick_look_14_mem
Delete CTRL sim/view/quick_look_15_mem
End CTRL sim/view/quick_look_16_mem
PageDown CTRL sim/view/quick_look_17_mem
Numpad-. CTRL sim/view/quick_look_18_mem

キーボードプロフィールファイルについては,私のジョイスティックの設定についての記事を参考にしてください。

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追加の視点の表示例

Num/に割り当てたS-TEC 55の画面  大きくなって操作しやすいですね

Num*に割り当てた天井灯の画面 点灯・消灯ができます

FS2004でよく使っていたコックピットからの眺めも次のように設定できます。

まとめ

私は,この”Quick Look”機能がX-Plane11で操縦する時に,習得すべき必須の機能だと考えます。

旅客機では,MCP,CDU,通信機,オーバーヘッドパネルなど見なければならない装置がたくさんありますが,この機能を使えば操作しやすくなるはずです。

FS2004の視点設定は,コックピット設定ファイルに数字と文字で直接記載する必要がありました。

X-Plane11では,自分の好きなように視点をダイナミックに設定できるのですから,この機能は素晴らしいものです。

このクイックルックビューは,FS2004での固定ビューからVRでの操作に移行する過程で登場した,新たな視点管理手段ということなのでしょう。

視点の移動については,フリーカメラの記事で説明しておりますのでごらんください。

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この機能は,次の製品のオンラインバージョンアップ版で動作確認をしています。

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