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ミステリーみたいに大変おもしろい心理学の教科書

私は頼まれると,つい相手の言うことを聞いてしまう傾向があります。

人が承諾するときの心理の研究についての本なのですが,驚くべき事に教科書でありながらミステリーのように楽しめる本なのです。


たのしく読める「影響力の武器」という心理学の教科書

この本を知ったきっかけ

私は,仕事をしていた頃いろいろな交渉をする機会がありました。

そういった交渉ごとの中で,相手に承諾してもらわないといけない場面がありました。

相手を承諾させるためのスキルを身につけるため,心理学の教科書として評判になっていたこの本のことを知りました。

“Textbook” Photo from flickr

図書館で取り寄せを依頼した

地元の図書館で探したところ蔵書になかったのですが,よその図書館から取り寄せてもらえることが判りました。
ありがたい制度ですね。

読み始めると,なんと凄い内容なんだと驚いてしまいました。

この本は,一言で言えば「人に承諾させるための手段」について書かれた心理学研究の本です。

娯楽用の読み物ではなく,大学の心理学講座の教科書なのです。

それにもかかわらず,ミステリーにも似た興奮を覚えたのが不思議でした。

“Mistery” Photo from flickr

ショッピングで騙されないために読む本

買い物客にお金をださせて買ってもらうという行動は,相手に承諾させることです。

相手をその気にさせるための原理が示され,それに対抗するための方法まで書いてあります。

まさに,「騙されないために学ぶ本」になっているんです。

よく高齢者相手に詐欺商法を働いたというニュースを目にします。

私は,いまだに普段の買い物で,つい不要なモノを買ってしまうことがあります(笑)

そういうことを繰り返さないためにも,忘れないでいたいものです。

「影響力の武器」の章立て

第1章 「影響力の武器」 — 導入部

第2章 返報性 — ギブアンドテイクについて

第3章 コミットメントと一貫性  — 自分の行動を一貫性の中にとどめようとする心理

第4章 社会的証明 — 多くの人々が行動したことを受け入れようとする心理

第5章 好意 — 好意を持っている人からの要請に対する承諾の心理

第6章 権威 — 権威があると認めた人の考えを,認めてしまう心理

第7章 希少性 — 手に入りにくいモノに価値があると考える心理

第8章 手っ取り早い影響力 — 情報が過多なため,簡単・便利な思考に飛びつこうとする心理

注:章のタイトルの右 ” — “の説明は,pbook.jpがまとめたものです。

購入して何度も読む本だと考えた

章立てからみても,「あるある」と言う本です。

例も豊富で,心理的な攻撃から自分を守る手段もはっきり書いてあります。

本来なら,大学の心理学講座だけでなく,一般教養で教えて欲しいものだと,私は思います。

いつになっても騙されることはなくならないので,何度もこの本を読み直さなければと考え,購入することを決心しました。

この本の初版は,1991年9月です。

私が持っているのは,2006年の第27刷ですから,結構たくさん印刷されているのでしょう。

私が,この本に出会ったのは50歳位の時ですから,出版から13年くらいたった頃です。

本棚に置いておいたのですが,分厚く大きな本だったので,自炊し電子書籍化してしまいました。

これなら,タブレットで字を大きくして読めるので,年を取っても楽々です。

みなさんも,ぜひ読んでみてください。

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