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FS2004用だけど調整が必要な機体のインストール

flightsim.comには,青いBマークが付いていない機体にも,FS2004用とされている魅力的な機体があります。
そういう機体の中には,調整なしではWindows10上のFS2004では動かないものがあります。
そのような機体の調整方法について説明します。


フリー・データ機体のインストール(3)

調整の必要がある機体

フリー・データの機体の中には,特別なモジュールを使った計器パネルを使うものがあります。

このような昔作られたモジュールは,WindowsXPのようなバージョンで動くように作られています。

しかしOSがWindows10になり,モジュールがWindows10で動かないものがあります。

また,DLLモジュールでなくても,古いOSの機能を使う計器もあります。

こういったモノをWindows10上のFS2004で使ったときには,「”〇〇.dll”が読み込めません」とか「〇〇.gau」が読み込めません」いう警告が表示されたり,機体の種類を変えようとするとFS2004がクラッシュしてしまうことがあります。

青いBマークの付いていない機体をインストールするときには,リスクを覚悟する必要があります。

整備中のB747 Photo from flickr

単純なコピーでインストールできない機体

機体がFS2004用に作られているのですから,機体には不具合が発生することは稀です。

不具合が発生しやすいのは,ユーザーインターフェースを持っている操縦席の部分がほとんどです。

インストールの手順の中に”panel”のインストールをする必要があるものうち,”.dll”ファイルを同時にインストールする必要がある物は,特に注意が必要です。

では,具体的な機体で調整方法を説明します。

例として,Fokker-E.IIIのフリー・データである”mhe3419.zip“を取り上げます。

この機体は,操縦席の計器にサウンドモジュールである”fssound.dll“を使っています。

flightsim.comより引用

調整が必要な部分を特定する

インストール方法が説明されているので見てみましょう。

機体は,そのまま”aircraft”フォルダーにコピーし,パネルデーターは,”guage”フォルダーにコピーすることになっています。

インストールの説明は,不十分で”guage”フォルダーにコピーしたフォルダーの中の圧縮ファイルも展開する必要がありました。

“○○.dll”を含むフォルダーは,”guage”フォルダーに置いておくか,”○○.dll”を”module”フォルダーにインストールするかという方法でインストールします。

結論から先に言いますと,“fssound.dll”は,バージョンアップしたモノでもWindows10では動作しません。

ですから,”fssound.dll”がWindows10で動くよう改良されない限り,このモジュールを使う計器は,Windows10上のFS2004には使えません。

機体のインストールの説明がわかりにくいことに文句を言ってもしかたがありません。

計器ファイルをインストールするとき,通常は展開した計器を”guage”フォルダーに直接コピーすることになります。

この手順は,フリー・データ機体に別に作成されたグラスコックピットをインストールする手順で説明しています。

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コピーを終わらせて,FS2004を起動したとき「”BHHW_JUF13_MAGSW_100.gau“が読み込めません」と警告ウインドウが表示されました。

表示された”BHHW_JUF13_MAGSW_100.gau”の名前をメモしておきましょう。

おそらくこの計器は,”fssound.dll”を使っているのでしょう。

Windows10上のFS2004では使用できないので,”panel.cfg”の記載を変更する必要があります。

問題が起きたのは操縦席部分であることを特定する

こういった機体の場合,”panel.cfg”は,問題が起きていない青いBマークの付いた機体の”panel.cfg”をとりあえず流用することになります。

確認のためのパネルですから,デフォルトのセスナ172でもOKです。

“panel.cfg”を入れ替えて,FS2004を起動したとき何も問題がなかったので,トラブルの原因はあたらしくインストールした機体の操縦席部分であることが特定されました。

操縦席部分の調整

さきほど表示された警告にあった計器ファイルである”BHHW_JUF13_MAGSW_100″の記載部分を探します。
この計器は,動かないので,行の先頭に”/”を付けてコメントにしてしまいます。

記載場所は,一つではないので,全部探しましょう。

これで一つ問題が片づきます。

この状態で,FS2004を起動すると問題なく起動できます。
でも,終了しようとするとクラッシュしてしまいます。

問題計器の探索作業

まだどこかに問題が残っています。

問題箇所の特定は,計器記述部分の先頭に”/”を付けてコメント化し,動作を確認していく地道な作業が必要です。

特定作業は,計器を二つずつコメント化して動作を確認していきます。

ここでも,記載箇所は複数あるので注意しましょう。

クラッシュしたら,コメント化した計器は”シロ”ですから,元に戻します。

この作業を繰り返して,問題のある計器を特定できました。

問題があったのは,主翼の上にあったコンパスである”CMSR_Compass!G5_Compass”でした。

代替え計器を記述する

問題のある計器が特定されたら,次は代替えになる計器を探します。

計器の名前から機能は類推できるので,Windows10で動作が確認できているデフォルトセスナ172の計器を使います。

動かない計器ファイルは,削除しておきましょう。

これまでの作業を終えて作った”panel.cfg”は,このようになります。

Fokker-EIIIの調整済み”panel.cfg”

[Window Titles]
Window00=Main Panel
Window01=Compass

[VIEWS]
view_forward_WINDOWS=%window_title_00%
VIEW_FORWARD_ZOOM=0.5
VIEW_FORWARD_DIR=3.4, 0.0, 0.0

//——————————————————–
[Window00]
file=MainPanel_1024.bmp
size_mm=1024
window_size_ratio=1.00
position=7
visible=1
ident=MAIN_PANEL

gauge00=BHHW_JUF13_FUELANL_100!fuel, 173,108,67,57
gauge01=Cessna!Starter, 192,357,116,99
/gauge01=BHHW_JUF13_MAGSW_100!mag, 192,357,116,99
gauge02=BHHW_JUF13_ALT_100!altimeter, 70,458,119,126
gauge03=BHHW_JuF13_fuelpre_100!pressure, 669,376,83,80
gauge04=BHHW_JUF13_OILPRESS_100!pressure, 761,375,80,79
gauge05=BHHW_stupmag_bosch_100!handle, 754,463,94,126
gauge06=BHHW_JUF13_MIX_100!mixture, 668,469,74,120

[Window01]
file=ECU_Background_640.BMP
size_mm=200,200
position=8
visible=0
ident=COMPASS_PANEL
sizeable=1

gauge00=Magnetic_Compass!Magnetic-Compass,0,0,199,199
/gauge00=CMSR_Compass!G5_Compass, 0,0,199,199

[Vcockpit01]
Background_color=0,0,0
size_mm=1024,1024
position=7
visible=1
ident=
pixel_size=1024,1024
texture=$inst

gauge00=BHHW_JUF13_FUELANL_100!fuel, 128,-1,254,253
gauge01=Cessna!Starter, 192,357,116,99
/gauge01=BHHW_JUF13_MAGSW_100!mag, 129,256,255,259
gauge02=BHHW_JUF13_ALT_100!altimeter, 142,518,227,261
gauge03=Magnetic_Compass!Magnetic-Compass, 127,783,259,241
/gauge03=CMSR_Compass!G5_Compass, 127,783,259,241
gauge04=BHHW_JuF13_fuelpre_100!pressure, 515,-3,254,258
gauge05=BHHW_JUF13_OILPRESS_100!pressure, 766,-4,260,260
gauge06=BHHW_stupmag_bosch_100!handle, 749,271,275,352
gauge07=BHHW_JUF13_MIX_100!mixture, 603,359,86,217

[Default View]
X=0
Y=0
SIZE_X=8191
SIZE_Y=4000

注:pbook.jpが,mhe3419.zipのpanel.cfgを改編しました。

これで機体のインストール後の調整作業は終わりです。

うまく動いたときには,嬉しかったです。

なお,この”panel.cfg”をE3_panel.zipというファイル名で,ダウンロードできるようにしました。

:2017年12月15日現在,fssound.dllをWindows10上のFS2004でとりあえず使えるようにするオプションを見つけました。
この方法をとった場合,Windows10の動作に影響があるかどうかは,調査のうえ記事にいたします。


レプリカ機体でも魅力的です

ここで,オチをひとつ。

インストールした機体のエンジンは,ロータリーエンジンを再現していませんでした。

つまりレプリカ機体のようなのです。

そこで,私も開き直りをひとつ。

レプリカ機体の操縦席には,やむを得ずセスナのスイッチを使いました。」と言わせてもらいます(笑)

ロータリーエンジンではないFokker-E.III ですが,魅力的です!

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