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うわさのFSNavigatorはフリーウェアになっていませんでした

FS2004のユーティリティであるFSNavigationは,Ver4.6までシェアウェアとしてリリースされていました。

このソフトウェアは,Ver4.7にバージョンアップされフリーウェアになったという記事がネット上にありました。

この噂を検証し,残念ですが事実無根であることがわかりました。


“FSNavigator”とは

“FSNavigator”は,FS98からFS2004に対応していたユーティリティです。
主な機能は,シーナリーデータの管理,フライトプラン作成,移動マップそして自動操縦です。


フリーウェアになったと噂された”FSNavigator4.7″

“FSNavigator”は,フライトプラン作成や自動操縦機能の素晴らしさから多数のユーザーに使われていました。

しかし,FSXの登場以降,作者はFSXへの対応をやめてしまいました。

作者は,最終版の4.7をフリーウェアとして公表し,製品登録を中止し,製品サポートを打ち切ったという話が,あるサイトに載っていました。

自由に使っていいことはありがたいのですが,ヘルプページにもアクセスできないので,新たに使い始めるには情報集めが必要です。

私は,本当だったらうれしいなと思い,事実を確認するためWindows10上のFS2004でFSNavigatorをインストールし,事実確認をしてみました。

FSNavigator の起動画面


FSNavigator4.7の入手

FSNavigator4.7は,ここからダウンロードできました。

ファイル名は,”fsnav470.zip”です。

Googleで探してみましたが,ダウンロードリンクがなくなって来ているようです。

このページで,フリーウェア化したとの記載があります。

フリーウェア化したのなら,もっと記事があってもいいはずなのになあと考えていました。


インストールでは問題が発生しません

“fsnav470.zip”を展開したフォルダーには,”setup.exe”というファイルがあります。
これがFSNavigatorのインストーラです。

展開したフォルダー

ネットでは,Windows10の32bitに対応しているとの情報がありました。

念のために,互換性設定をWindowsVista(Service Pack3)にしてインストールを行い,問題なくインストールできました。

“setup.exe”の互換性の設定

なお,インストール途中で,FS2004をインストールしているフォルダーの指定が必要でした。

また,シーナリーデータベース管理ソフトである”NSNavDBC”が同時にインストールされますした。


FSNavigator4.7は機能不全でした

しかしサポートは打ち切られ,ホームページと情報提供サーバーも閉鎖されていました。

また,オンラインヘルプにもアクセスできません。

SID/STARは,これまでサーバーからダウンロードできていましたが,これも不可能でした。

サポートが受けられないことは,FSNavigator4.7の”readme.txt”の最後に記載されていました。

なお,原文は英文です。

FSNavigator4.7の”Readme.txt”

前書き:
=============
* FSNavigatorは,FS2004 / FS2002 / FS2000 / FS98のために開発されました。

* FSNavigatorは,ナビゲーションチャート,フライトプランナー,フライトマネジメントシステムです。

*すべての重要なナビゲーションオブジェクトをFlight Simulatorの風景ファイルから取得し,世界地図上に表示します。

* FSNavigatorはFlight Simulatorのモジュールとして開発されました。
これは独立したプログラムではありません。

* Flight Simulator内では,<F9>キーを使用してFlight SimulatorのウィンドウとFSNavigatorのウィンドウを切り替えることができます。
このキーは設定可能です。

稼働するシステム:
==================
* Microsoft Flight Simulator 2004/2002/2000/98

Flight Simulator 98で重要:
Microsoft(R)Microsoft Flight Simulator 98(TM)用のパッチセット1。
このパッチはhttp://fsnavigator.com/から入手できます。
(訳者注:入手できません)

FSNavigator
– 自動的にアンインストールできます。
– Flight Simulatorの設定は変更されません。
– ファイル “… \ Flight Simulator \ Modules \ FSNav.dll”を追加します。
– フォルダ “… \ Flight Simulator \ Modules \ FSNavigator”を追加します。

インストールと最初のステップ:
=================
*以前のバージョンのFSNavigatorをお持ちの場合は,これをアンインストールしないでください!
そうすれば,あなたの設定,新しい飛行計画と飛行機が新たに保管されます。

* fsnav470.zipに含まれるすべてのファイルを一時ディレクトリーに解凍します。
このディレクトリでセットアッププログラムを起動し,フライトシミュレータ用のFSNavigatorをインストールします。

*外部プログラムFSNavDBCを使用して,FSNavigatorの風景データベースを作成します。
これにはすこし時間が必要です。
Windowsのスタートメニュー – すべてのプログラム – FSNavigator for FSx – FSNavDBC

*オプションでSID / STARパッケージfsnavss#.zipをダウンロードしてインストールします。
このファイルはhttp://fsnavigator.com/で入手できます。
(訳者注:入手できません)

* Flight Simulatorを起動し,Flightを読み込み,キーF9を使用してFSNavigatorに切り替えます。他のインポートとキーCtrl + F9をテストします。

ライセンス:
========
*お客様は,このソフトウェアを20回のFlight Simulatorセッションを料金なしで評価目的で使用することができます。その後,登録料が必要になります。
*購入した登録コードは,すべてのFSNavigatorバージョン4.xで動作します

あなたは無料の登録キーを獲得することができます
======================
* FSNavigatorは,30番目のコンピュータに初めて使用されたとき自身を登録しようとします。この時,ダイアログボックスが表示されます。このダイアログボックスには,すべてのプログラム機能のロックを永久に解除するためのキーが表示されています。この鍵を書き留めておいてください!プログラムを再インストールする必要がある場合に備えて,再度必要になる場合があります。この無料登録キーは,有料キーと異なり次の制限があります。

– 登録キーはこのコンピュータでのみ有効です。
– HDDを変更した後,またはC:パーティションをフォーマットした後には,登録キーは,もはや有効ではなくなります。
– 紛失した場合やキーが無効になった場合に交換用の鍵を受け取る資格はありません。
– 保証はなく,あなたはFSNavigatorチームからサポートを受ける権利がありません

FSNavigatorチーム
==================
*アップデート:http://fsnavigator.com/
*サポート:support@fsnavigator.com

:fsnavigator.comは,2017/09/06時点で存在せず,サポートも受けられません。

意訳は,pbook.jpが行いました。


FS2004での挙動確認

FSNavigatorの表示

FSNavDBCを使用してシーナリーデータベースを作ったあとFS2004を起動し,フライト画面を表示しました。

ウインドウモードにして,メニューを経由せずにキーボードのファンクションキー”F9”を押すことだけでFSNavigatorを表示することができます。


FSNavigatorを閉じる

表示しているFSNavigatorを閉じるには,キーボードのファンクションキー”F9”を押します。


FSNavigatorの使い方

FSNavigatorの使い方は,FS2004のフォルダーにあるFSNavigatorフォルダーに英語とオランダ語のドキュメントがありました。

残念ながらpdfファイルなので機械翻訳にかけるわけにいきませんでした。

しかし幸いにも,これまでFSNavigatorを使ってこられた方が公開されている使い方のページがありました。


シェアウェア登録促進画面が表示され使えなくなりました

インストールして約2週間使ってみました。
機能制限はあるものの,動作に問題はありません。

20回起動したかなと思ったころ,しっかり「登録してね」とダイアログが表示されすべての機能が使えなくなりました。

シェアウェア登録画面から,キーをリクエストしましたが応答はありませんでした。
まあ,サーバーがないのですから当たり前なのでしょう。

そこで,Readme.txtを検証してみることにしました。

この文章の意味は,こういうことだと推定しました。

  • 20回登録すればシェアウェアの試用は終わること。
  • 30台のコンピューターにインストールできること。
  • 登録キーは,再発行しないので大事にしていてほしいこと。

つまり,「サポートは打ち切るので登録キーを大事にしてね。」という意味だったのです。

現在FSNavigatorのライセンスキーを持っておられる方は,FSNavigatorがインストールしてあるフォルダーの中にあるレジストリキーをプリントアウトして保管しておくことをおすすめします。
なぜなら,キーの再発行は出来なくなっているからです。

実は,Readme.txtを翻訳資格(工業英検2級)のある専門家に見てもらったのですが,特許関連の難しい文章表現だとのことでした。

英語をふだんから使い慣れている人でも,誤解されるような難しい表現だったということなのかもしれないなと思いました。


FSNavigatorの後継になりそうな製品

ネット上で,FSNavigatorの後継製品についての議論もありました。

そこで推奨されていたのが,AerosoftのFlightsim Commander9.2でした。

この製品は,FS2004,FSXそしてP3Dまでサポートしています。
いまのところ,動作対象OSがWindows Vistaまでとなっています。

価格も€33.57ですから,4,500円超くらいでFSNavigatorより少し高いくらいでしょうか。

これから,購入するのであればこちらになるのでしょうね。


今回は,FSNavigatorのフリーウェア化についての検証でした。
残念ながら,サポート打ち切りの告知だけだったようです。

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